出生前検査(出生前診断)について
person40代/女性 -
現在14週目です。
妊婦検診の際いつも何も言われないため、つい最近ネットの情報で超音波スクリーニング検査が10-13週の間にできたはずと知りました。
私はNIPTも受けるのでこういった出生前検査は全て受けたいのに、どうしますか?と聞いてくれるものだと思っていたため逃してしまいましたが、そもそもNIPTを受ける場合、スクリーニングは受けても意味が無いでしょうか?
また、例えば何か少しでも異常があれば言ってくれるものでしょうか?
あまりにも何も言われないため不安です。
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婦人科の医師が回答
まず大前提として、妊婦健診での産婦人科医の役割は、胎児と母体が健康に出産できることです。
染色体異常があるとたしかに心臓などの奇形を併発することもありますけれど、それはエコーで20~30週の中後期にならないと確定診断できないことも多いです。また、それでもふさわしい治療をして救命することが目的なので、染色体異常児を早期に(つまり、中絶できることを目的とした時期に)見つけること自体、妊婦健診の目的ではありません。
基本的に、染色体異常を見つけてほしいというのは、ご両親だけの希望であり、胎児が元気なことには無関係の事柄だからです。
超音波スクリーニング検査は精度が低いこと、また胎児が健康かどうかは染色体異常は関係ないことから、産婦人科医に対して、NT含む超音波スクリーニングでの染色体異常の有無を診断することがそもそも義務付けられていません。
医師個人の裁量として、主義的に、伝える先生もいれば、伝えない先生もいます。
が、胎児の心臓奇形が疑われるとか、出生後になにか治療が必要になるとか、そういう「予定通りのお産経過にならない、出生直後になんらかの医療介入がいる」という異常がわかれば伝えます。
そういうことは今のところ見つからなかったということで安心していただいたらと思いますよ。
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