結腸癌からの肺転移、抗がん剤治療について

person50代/女性 -

妻がS状結腸癌術後1年の検査で肺転移が見つかりました。昨日、両肺に転移がありポジション的にも手術は難しいので、抗がん剤治療を進められました。妻は2週間後からの抗がん剤治療に同意はしたのですが、その翌日(本日)に予後を考えると、体力を落として、人間らしい生活ができなくなるなら、短くても元気な日々を確保したいと懇願してきました。当初、S状結腸癌術後の抗がん剤治療を2日で断念した経緯もあります。今回、周りの進めで抗がん剤治療を始めて、もし体力がなくなり、生活にやりがいがなくなるようなら、後悔すると言うのです。今なら美味しいものを食べて、旅行にも行ける、家の片付けもできる。というのが妻の主張です。家族は受け入れるべきなのでしょうか?

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難しいところで、悩まれるのも当然だと思います。
奥様の意向を十分に考える必要が大切です。無理に治療という訳ではないはずです。
ただ、大腸がんの抗がん剤治療に携わっている立場からお話しすると、「抗がん剤=体力がなくなる」という訳ではありません。
もちろん、個人差も非常に大きいですが、副作用が少なく、治療を続けれる方も多いです。抗がん剤治療をしながら、旅行に行く、家の仕事や元々の仕事を続けるといったことは珍しくありません。
また、抗がん剤は治る治療ではないですが、大腸がんでは、総じて年単位の生命予後を延ばす効果があります。
抗がん剤と一重にいっても、複数の選択肢もありますし、主治医や場合によっては、セカンドオピニオンも含めて、あとで後悔しないよう、じっくり話し合っていただければと考えます。

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相談者さん

傍腫瘍内科医 先生 へ

ありがとうございます。今日妻とじっくり話し合いました。確実に有意義な時間を約束できなければ後悔するとの事で、抗がん剤治療をしないと妻は決めました。私も同意しました。来週月曜日に主治医に、19日からの抗がん剤治療をしない事を告げます。元気である今の状態は半年で終わることもあり得るのでしょうか?3年もあるのでしょうか?誰も分からないことですよね。少しでも長く続くことに賭けてみます。

 判断力がある患者さんであるならば、家族がどんなに治療を願っても、どんなに治療効果があっても、延命効果があっても、患者さんが望まない治療は不可能です。
 あなたが患者さんの命を望む場合には、患者さんを翻意させる以外にありません。
 しかし患者さんが納得しない限りは、治療に同意することもなく、医療機関は治療を矯正することも決してありません。
 患者さんの人生観、哲学、思想に関わる問題です。
 時間をかけてご本人と話し合いましょう。
 お大事にして下さい。
 

相談者さん

相談医師 先生 へ

早速お答え頂き、ありがとうございます。私が同じ立場なら、私も同様の結論に至るはずです。ただし、わかった!と言う一言が出ないのです。話し合います。

辛いお気持ち、察せられます。

ただ、受け入れる、のではないと思います。
今まで一緒に生きてきたのと同じように
相手の気持ちを静かに聞き、自分の意見を押し付けずに伝え、どうしていくかご自分たちらしい生き方を決められるべきだと思います。
お二人の人生の集大成、という思いで大事に過ごされるのがよいと思われます。

病気に抗うのも病気を受け入れるのもどちらも尊重すべき考えと思います。

相談者さん

george 先生 へ

ありがとうございます、妻のしたいようにするのが良いと思っています。しかし本当に望んでいることかの確信が持てないので、分かった!と言う一言が言えないのだろうと思います。もう数日あるので話しをして決めます。

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