認知症患者の味覚異常・食欲不振

person70代以上/男性 -

同居している88歳の父親についての相談です。10年前にアルツハイマー病寸前と指摘されましたが、治療もせず、そのまま10年間ゆるやかに認知機能が衰えてきました。電化製品の操作などはできませんが、着替え、風呂、トイレなどすべて自立していて、食欲も普通並みでした。
しかし5月15日、めまいがすると言いだし、19日、耳鼻咽喉科を受診。眼振が確認でき、良性発作性頭位めまい症との診断、抗めまい薬を処方されました。めまいがおきてから、一日中寝るようになり、食欲もなくなり、記憶力もかなり低下してきました。6月初旬にはめまいは止まっています。しかしめまいによる食欲不振だろうと思っていましたが、めまいが止まっても食欲は回復しません。本人に理由をきくと、味覚異常になっていることがわかりました。
・以前は甘い物が好物だったが、甘すぎると言って受け付けない。メイバランスも甘ったるいと言って受け付けず。
・以前は醤油をたっぷりかけて食べていたが、醤油少量でも塩味がきついと言う。
・何も食べていなくても、口の中がしょっぱい、と言う。
・氷水を飲むことを好む。
現在食べることのできるものは、おかゆ、お茶漬け、牛乳、とうもろこしなどしかなく、量もごくわずか(一日の摂取量500カロリー以下)。体重が激減し、足の筋力も衰え、よたよたしてきました。トイレ・風呂はまだ自力でできます。
父親は認知症以外の病気はなく、血液検査も問題なし。まったく服薬していませんでした。しかし5月のめまい以降、認知機能が急に衰えたため病院を受診、6月中旬からアリセプトを服薬しています。
 食べることができなくなれば旅立つというのも父にとっては幸せなのだろう、と思う反面、味覚異常さえ治すことができれば、という思いもあり、質問させていただきました。認知症患者の味覚異常というのは、治療は困難なのでしょうか?

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