高齢者の胃角部GISTの術式選択
person70代以上/女性 -
83歳の母は独居高齢者で、ADLは自立しています。
先日、造影CTとEUSーFNAで胃角部のGISTの診断を受けました。大きさは20x18mmで、すぐ隣に早期の小さな上皮悪性腫瘍がGISTの端の方に少しだけかぶさっている状態で、リンパへの転移はなく自覚症状もありません。
低侵襲なLECSを希望したのですが、胃角部なので術後の胃の変形による通過障害リスクや上皮悪性腫瘍による腹膜播種リスクがあるためすすめられないとのことでした。
また、腹腔鏡下では2/3の幽門側切除術となり、開腹ならば胃角部の部分切除術も可能ではないかとのことでした。もし手術しないのであれば、グリベックの内服も提案されました。
独居高齢者であること、現在41キロでもともと食が細いため体重がさらに減少して、QOLが大きく低下してしまうこと等を考慮すると、高侵襲の手術や内服薬は母の寿命を縮めることになりそうで、選択し難い提案でした。
現在の病院では、LECSの実績が近年全くないため、他院の実績のある病院でも胃角部のLECSはできないのでしょうか?
また、ネット検索で見つけた内視鏡的全層切除(EFTR)や経皮的内視鏡下胃内手術 (PEIGS)では除去可能でしょうか?
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