男性恐怖症なのか、治療は?

person20代/女性 -

26歳女性です。恋愛について考えるとなぜか拒否反応が出ます。これはどうすれば治りますか。

症状としては、
・胸が痛くなり、勝手に涙が出てくる
・原因を探ろうとすると、頭が真っ白になり、パニックになる(固まってしまう・耳を塞ぎたくなる)
・2人で会おうなどと誘われると、途端に気持ち悪くなる(仕事関係は別)
・「婚活」「合コン」などの名前が頭をよぎっただけで、自分の身体を噛みたくなる
です。原因として、
・小学校時代の年上男子からの外見に関するいじめ
・一時期の家庭内不和(両親が目の前で喧嘩するのを目の当たりにしていた時期あり。現在は問題なし)
・小学生時代、高校生から「きみはほんとにかわいいよ。」とコメントされ、気持ち悪く感じた。

などが考えられます。

これではいけないと思い、趣味のサークルに入ったり、2人でのランチに誘われたら応じたりして、異性と関わる場面を意識的に増やしました。
しかし趣味に関する話はできても、2人きりでとなると、やはり拒絶反応が出てダメでした。品定めされるような感覚に耐えきれなかったからです。
(ちなみに同性には恋愛感情は湧いておりません。)

とはいえ、結婚はしたいです。1人で生きていってもいいのですが、互いに支えられる人がほしいな、と思います。しかし、上記の症状から、いざ好きな人ができても同じような症状が出たらどうしようと思います。
どうすれば克服できますか?

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おそらく、深層意識に抑圧された、異性との間の外傷体験があって、それが日常的にあなたの意識と行動に影響を与えているのでしょう。

心は、三相構造になっているといわれ、表層から意識、下意識、無意識となっており、意識は現在思い浮かべていること、下意識は思い出そうとすると意識に上がってくること、無意識は努力しても思い出せない記憶の層です。
無意識の領域とは、意識すると辛い思いや葛藤や外傷体験の記憶などが保管されているとされる心の領域で、本人にとって「真に辛い思い」は無意識に隠されているともいわれ、それを抑圧といいます。

で、抑圧すれば影響がないかというと、例えば、異性から接近されたりすると、その恐れの感情が抑圧をすり抜けて意識や行動に影響を与えているのでしょう。

カウンセリングでも無意識に働きかけることは可能ですが、できるところは限られます。
薬剤治療の第一選択は、深層意識にも作用するエビリファイ、ロナセン、ルーランなど非定型抗精神病薬を少量利用される方法です。
これに、不安に強い効果のあるレクサプロ、セルトラリンなどSSRI系抗うつ剤を併用されると、さらに効果的です。

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相談者さん

宮本 洋 先生 へ

ありがとうございます。
薬物療法、せっかくのお申し出はありがたいのですが、依存が怖い面もあります。
ですが、それも頭の片隅に入れておきます。

おつらいですね。心よりお察し申し上げます。幼少期に異性からいじめを受けられたことや、親御様の不和等によるトラウマが癒えていらっしゃらず、同様の状況を招くことへの不安・恐怖感から異性に対して回避行動が生じられてしまうのではないかと思います。貴方の方から愛情を感じられる対象が現れましたら、おそらくそのハードルを乗り越えることは可能と思います。幅広く、様々な異性の方に会う機会を意図して作られますとよろしいかと存じます。どうぞ御大切になさって下さい。

相談者さん

地方の精神科医・まり 先生 へ

ありがとうございます。幸い、比較的何でも話せる異性が数人、大人になってからできました。
ただ、数が少ない上に、向こうにその気はなさそうです。

地方の精神科医・まり 先生

それではよろしかったです。
まだ運命の方が現れていらっしゃらないのでしょうね。
心の準備をなさられて、待ちましょう。

異性関係は、多かれ少なかれそうした両価的な面は含まれるものです。たぶん、いずれはあまり意識せずに自然と付き合えるような方に巡り合えるのではないかと思いますので、そうしためぐり合いを待つ、ということでもよいかと思います

相談者さん

プレアデス 先生 へ

ありがとうございます。それしかありませんよね。

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