ひどい腰痛で治りません

person60代/男性 -

もともと腰痛持ちの60歳前半の男性です。腰痛が出るときは、いつもベルトの高さぐらいが痛くなりますが、今回は、はじめて、もっと下(右もおしりの裏辺り)が痛くなりました。普通に歩けていましたが、ある程度以上歩くと、特に右足をついたとき(体重がかかるとき)におしりの裏が痛くなる症状があり、次第にそれが悪化しました。
一か月ほど前に近くの整形外科に行ったところ、レントゲンを撮ってくれ、背骨の一番下が正面から向かって右横向けに曲がっているのがわかりました。曲がりの方向と痛みの場所は逆と感じますが、先生的にはこういう例はいくらもあって私は軽い方とのことで、神経がどこかで圧迫されているのだろうとの診断でした。
体重の1/4位での牽引と低周波マッサージ治療を受けています。牽引は少し楽になる気がします。あわせてロキソニン60と胃薬、シップを処方されています。これらは効きます。
治療を始めて10日くらいで一旦いい方向に向かい、500歩くらい歩けるようになって、一度だけ歩きましたが、その後またぶり返しました。今は家の中を移動するのもつらい状況です。
昔からの経験でベッドが柔らかいのかと思い、ユカに布団を引いて寝るようにしましたが、今度は硬すぎるようでした。結果的に痛さが改善せず、夜寝る際にどのような姿勢をとっても痛みが取れず、今はベッドと布団を併用していますが睡眠の質も低下してしまいました。
色々な方への先生方の回答を勉強しますと、MRIを撮って確定診断をといったアドバイスが多いように感じましたが、今の先生のところにはMRIはないと思います。脊椎専門医とのことでしたし、偶然中学高校の先輩だったので話し易かったのですが、時間薬という言い方しかしていただけない一方で、かなり長い時間がかかっていて一向に改善しません。今後の方針についてアドバイスを頂けると幸いです。
よろしくお願いします。

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腰椎部での神経障害が症状の原因である可能性があります。
加齢による脊椎の骨の変形、靭帯の肥厚により腰椎部での神経の通り道が狭くなることにより症状を呈するのが腰部脊柱管狭窄症という病態です。
歩行すると症状が悪化する間歇性跛行という状態が特徴的な症状です。立位の持続にても症状は悪化します。また腰部を伸展させると(背中側に反らせると)症状が悪化します。
安静や投薬、神経根ブロックなどの保存療法で症状の軽減が得られる場合もありますが、圧迫が強い場合や、神経麻痺症状が出ている場合には手術の適応となります。
正確な診断医はやはり腰椎のMRI検査が必要です。
脊椎専門の整形外科の受診に関しては、日本脊椎脊髄病学会HP内の指導医名簿が参考になると思います。

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患者目線のクリニック

難治性の腰痛の場合は腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎由来の症状の可能性があります.
こちらについては脊椎専門の整形外科でMRIを含めて調べてもらってください.
https://www.joa.or.jp/public/speciality_search/spine.html
椎間板や神経圧迫はレントゲンやCTでは評価困難であり,MRI検査が必要になります.

なお,専門家の評価を受けて外科的治療の対象にならない場合,保存的治療はペインクリニックにご相談いただくのが良いですね.
https://www.jspc.gr.jp/shisetsu/senmonimap.html
ロキソニンやトラムセットなどの鎮痛剤,
リリカ,タリージェ,サインバルタなどの神経痛治療薬,
ブロック注射などが適応になるのではないかと考えます.

雪国の画像診断医 先生

現在の先生の顔を潰さない様にということであれば,現在の先生から総合病院などの高次医療機関への紹介をしてもらうのが良いかと思います.
画像検査のみの紹介も可能です.

現在の先生にも紹介料が入るので嫌な顔はしないかと思います.

相談者さん

雪国の画像診断医 先生 へ

早々にありがとうございます。外科的治療と言うのは手術のことでしょうか? そこに至るまでにいろいろなことが考えられると思うのですが、いずれにしてもMRIは重要とのことが理解できました。先生に相談してみようと思います。

雪国の画像診断医 先生

外科的治療というのは手術ですね.
手術の適応があるかを判断する上でMRIは必須の検査となります.

なかなかMRIが撮れる開業医はいないかもしれませんね。ですが、脊柱菅狭窄症に伴う神経圧迫はレントゲンだけでは分かりません。レントゲンで分かるのはどうしても背骨が曲がっているかとか、腰椎が圧迫骨折を起こしているかとか、骨が変形しているかとかです。横から撮影すれば前後へのすべりなども評価できます。どこかでMRIによる評価は必要になってくると思います。

相談者さん

コンドロイチン 先生 へ

早々にありがとうございます。
MRIの必要性はわかりましたが、MRIでここがわかったらこうする(例えばレントゲンで骨が折れているのがわかったらそれを繋ぐ手術をする)というような、その次のステップ(とくに「こうする」の部分)についてイメージを拡げたいのですが、よろしければもう少し教えていただけませんでしょうか?

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