肝がん、緩和ケアについて

person70代以上/男性 -

兄(80歳)についてお伺いします。2020年5月、肝内胆管ガン・肝細胞ガンの混合ガンと診断され、切除可能と言われ、「肝前区域と胆嚢切除」手術を受けました。同年12月に再発が判明し、動脈塞栓術を受け、その後も再発が確認の度に、2月、5月と塞栓術を受けました。先日4度目の再発が確認され、塞栓術を受けることになっています。本人は体力的にも精神的にもかなり弱っており、これを最後に緩和ケアへ移行することを考えているようです。家族としては、まだ緩和ケアに移るのは早いのではないか、という気持ちもあり、1.緩和ケアに入るような状況なのか、また、2.体力、気力の面でより負担の少ない治療法があるか、についてお尋ねします。もちろん、本人の希望が第1であるとは承知しておりますが、よろしくご助言お願いします。

各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。

1)緩和医療は癌がどのような状況でも可能です。
 患者さんが癌に対して積極的治療を望まないと決意されたのであれば、その意思は尊重されます。

2)癌治療で負担の少ない治療が存在するのかどうかは分かりません。
 実際の画像添付も無く、画像所見の詳細は不明ですので、治療選択肢の正確な提案も困難ですが、あなたの記載内容だけでは、再発腫瘍が単発であるならば、ラジオ波焼灼療法や化学療法が選択肢と考えます。
 ただし病理診断が肝内胆管癌・肝細胞癌の混合腫瘍の場合には、化学療法のレジメンは一定の見解は存在しません。
 お大事にして下さい。

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相談者さん

相談医師 先生 へ

早速のご対応ありがとうございます。本人の意向を尊重しつつ、悔いの残らぬよう対処したいと思います。

緩和ケアは、癌が進行してから始めるものではありません。癌による症状がつらいようでしたらその時点から緩和ケアは始まります。癌そのものに対する治療と併用して行っていくものになります。
癌に対する治療自体は本人の意向をよく聞いて行うのがよいと思います。
治療を受けるのは家族ではなく本人です。つらい思いをしての治療がよいかは本人しかわかりません。

相談者さん

目玉のおやじ 先生 へ

早速のご対応ありがとうございます。本人の意向を尊重しつつ、悔いの残らぬよう対処したいと思います。

患者さんが積極的な治療がおつらいなら、その時点で緩和ケアはありだと思います。画像を見ないので何とも言えませんが、手術や抗癌剤よりは、塞栓術のほうが負担は少ないように思います。それ以外には治療法はございません。

相談者さん

ごまちゃん 先生 へ

ご回答ありがとうございます。先日塞栓術を受けるつもりで診察に行ったところ、門脈と肝動脈に通路ができてしまっているのでTACEは意味がなくなったので、「アテゾリズマブ+ベバシズマブ」併用療法を提案され、それを受けることにしたようです。経過を見守りたいと思います。ありがとうございました。

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