Q

インスリン

60歳の妻の事で相談します。
�型糖尿病で5年前からインスリン注射をしています。
現在は一日一回(16単位)の注射(24時間対応)とメデット錠250�(3回/�日)も併用しています。
現在の状態はヒモグロビンA1cが6.4、食前血糖値85前後と
小康状態ですが、食事時間が30ぐらいでも遅れたりすると目がチカチカし、脱力感となり冷汗が止まらない状態となる事があります。この状態になってしまうと幾ら食べても空腹感が止まらなくなるそうです。インスリンが強いのでしようか? 係り付けの病院は糖尿病の専門医です。

質問者:toshipp さん

秋山 森之進 先生
一般内科

秋山 森之進 先生

長文になったので分けました。低血糖の対策についてです。砂糖をその都度取れば何とかなるのですが,そう頻繁に起きないようにするための方法です。

先ほど書いたように,本来は食事(1日3回)と素早いインスリン分泌(本来1日3回)は,決して切り離せません。切り離せないものを無理に切り離している(注射を1回しかしていない)のが問題です。

1.食事にインスリンを合わせる。つまりインスリン注射も,速効型または超速効型に変更して食事の度1日3回にします。これで食事が遅れても,滅多に低血糖は起こしません。

2.インスリンに食事を合わせる。朝1回の注射ですと,持続型が注射液の主力になっているはずです。そこで朝食はきちんと食べますが,昼食は1−2品減らして,その減らしたものを昼食前に間食として摂ります。間食によって低血糖を防ぎ,昼食を減らせるので昼食後血糖も抑えることができます。

3.上のどちらも嫌な場合。現在のインスリンを減量して,別の経口血糖降下剤を加えます。この方法は2型の場合は意外に有効ですが,伝統的な治療法を重んずる医療機関では行われません。

質問者の場合はまだ60歳ですから,きちんと管理したいですね。低血糖を回避して,しかも良い血糖コントロールを望むなら,2.の頻回注射が理想的と思います。

なお,メデットはビグアナイド系と言って,インスリン作用が低下しているのを回復させる目的で使っています。

秋山 森之進 先生

「2.」の頻回注射,と書きましたが,1.の間違いでした。訂正します。

ついでにもう少し補足を。

頻回注射は面倒なのが大きな欠点ですが,微調節ができるのが長所です。それで長期戦になると合併症を防ぐ力が,簡略法と比べてはっきり優れるのです。

低血糖は起きる時は起きますが,速効型が主力なので低血糖は長くは続きません。特に超速効型を使った場合は,重症な低血糖は激減すると言われています。

toshippさん

早速の御指導 感謝申し上げます。
主治医にも相談し今後の励みと致したいと思います。
御多忙の折、本当に有難うございます。
これからも 皆の心の拠所として宜しくお願いします。

秋山 森之進 先生
一般内科

秋山 森之進 先生

インスリンの種類と注射が問題になります。

正常者は体からインスリンが適切に出ていますが,糖尿病者はこれが不足しているため血糖の処理過程が障害されます。そこで足りないインスリンを注射するのですが,本来は食事の度に食事の量に応じたインスリンが素早く分泌されます。その他に食事を摂っても摂らなくても一定の少量ずつのインスリンが分泌されます。

この,正常のインスリン分泌をそっくり再現しようとすると,食事の度に速効型3回+持続型を1日1回=合計1日4回もの注射になってしまいます。理屈的には,体の機能的には正解ですが,かなり大変なので,持続型中心のインスリンを1日1−2回注射する簡略法があるのです。質問者の場合は,この簡略法です。

注射の回数が少ないのは良いのですが,朝に注射をすると機械的に一定時間後に持続型が効いてきます。そのため食事が遅れると血糖が下がってきてしまうのです。インスリンが強いからではなく,注射の種類と方法自体がそのように設定されているのが原因です。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

インスリン、メデットなどの経口血糖降下剤を使用している人に起こります。症状は、発汗、不安、動悸、頻脈、手指振戦、顔面蒼白などです。血糖値が70〜50mg/dlになったことによる症状です。血糖値は家で測定していますか?そのほかにも頭痛、眼のかすみ、空腹感、眠気、あくび、血糖値が50をきると意識状態が低下し、異常行動、けいれんなども起こしてきます。

低血糖を起こしやすい条件として、食事の遅れ、食事量や糖質の摂取が少ない場合、運動後などがあり、奥様の場合にもあてはまります。

対応としてはブドウ糖またはブドウ糖を含む清涼飲料水をのませます。メデットは食後の薬ですから、インスリンの量と食事のタイミングについて医師と相談する必要があるでしょう。

いち内科医 先生

一日一回のインスリンで全体の血糖値をおさえているところにさらにメデットという経口の血糖降下剤を食後に内服してさらに血糖をおさえる仕組みになっています。ですから、インスリン量とメデットの量、食事とのタイミングのすべてを主治医とともに見直す必要があります。自宅で浅利さんができることは低血糖が疑われたときにブドウ糖や清涼飲料水をのませる、それが不可能な意識状態のときは砂糖を口唇と歯肉の間にぬりつけ、主治医と連絡をとり医療機関へ運ぶことでしょう。いつでも医療機関に連れていけるように連絡先をまとめておくといいでしょう。

toshippさん

早速の御指導 心強く励まされました。
これからも 夫婦揃って節制し生活していく勇気が湧いてきました。
今後も宜しくお願いいたします。

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