心筋生検の病理組織診断結果について
person50代/男性 -
心室頻拍のカテーテルアブレーションを受けた際に、心筋症 r/o 目的に心筋生検を行いました。
その結果は次のとおりの記載となっているのですが結局これは「心筋症である」ということなのでしょうか。
なお不整脈はアブレーションによって完治しています。
病理診断
c/w Cardiomypathy
r/o DCM
病理所見
心筋細胞は核の腫大・大小不同を伴い中等度肥大しています。細胞配列は一部で枝分かれ・先細りを認める部分があります。細胞質は核周囲の明庭化・空胞化・リピフスチン顆粒の沈着を伴い不全心を示唆します。心内膜の肥厚は軽度から中等度で、線維化は間質性線維化とperivascularな線維化がみられます。蓄積病などの二次性心筋症を示唆する所見はありません。いずれも非特異的な所見ですが、臨床的に長期間の不整脈が持続していれば、それに伴う心筋症としても矛盾しません。原発性であればDCMが鑑別にあがります。臨床経過、他の画像モダリティと併せてご検討ください。
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