肺扁平上皮癌ステージ4(EGFR L858R変異)の治療法について

person60代/女性 -

69歳の母が肺癌ステージ4と診断されました。
自覚症状は何もないのですが、腫瘍マーカーはCEAが13.9、CA19-9が1002.8で、造影CTとPET-CTの結果、左肺上葉に原発性肺癌があり、左肺門リンパ節、左副腎、左肩甲骨への転移ありという診断でした。造影MRIでは、脳転移は確認されませんでした。気管支鏡検査の結果、扁平上皮癌(腺癌と混在の可能性あり)と診断され、遺伝子検査でEGFR L858R 型の変異陽性が見つかりました。

検査結果を踏まえ、以下の一次治療が提案されました。

1.オシメルチニブ(タグリッソ) 単剤
2.エルロチニブ(タルセバ)+ラムシルマブ(サイラムザ) 併用

医師からは以下の説明をされました。

・扁平上皮癌と腺癌が混在している可能性があり、血管新生阻害剤を加えた方が効果が期待できる。
・タグリッソ単剤はL858R型変異に効く持続期間が短い。
・タグリッソ耐性後、タルセバ+サイラムザを使うことはできないが、タルセバ+サイラムザ耐性後にEX20 T790Mが陽性ならタグリッソを使うことができる。
・ただし、その確率は50%であり、残り50%の確率でタグリッソが使えなくなる。
・脳に効果があるのはタグリッソだけなので、脳転移を予防するにはタグリッソ単剤の方が良い。

以上のことを踏まえて質問させていただきたいのですが、

1.実際に予後が良い治療法はどちらと思われますでしょうか。あるいは、他にこれらよりも適切な治療方法はありますでしょうか。

2.脳転移の予防のためにタグリッソを選択すべきでしょうか。タグリッソが使えなくなることは重大な損失になるでしょうか。

3.これらの治療方法が奏功する確率はどの程度でしょうか。また、耐性ができるまでの期間はどれくらいでしょうか。

よろしくお願いいたします。

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