錐体斜台部髄膜腫切除後の後遺症について
person60代/男性 -
61歳男性。昨年2022年8月の人間ドックで脳ドックも受けたところ、右錐体斜台部に親指先大(20〜22ミリ)の髄膜腫が見つかりました。2013年に同じく脳ドックを受けたときにはなかった病変でした。その後23年1月末に切除のための開頭手術を受けました。腫瘍は良性でしたが錐体斜台部の脳神経に絡んでおり、手術は29時間かかりました。事前説明でも合併症の説明は受けましたが、結果、以下の後遺症が残りました。(1)右眼の外転神経が傷ついたため、右の眼球が動かず、内斜視に。ものが二重に見える複視になりました。(2)右耳の聴力が極度に下がって難聴になり、常時耳鳴りします。(3)右側喉の動きが悪くなり嚥下障害を発症しました。手術後、急性期病院に25日間、慢性期病院に同じく25日間入院し、術後50日で退院、自宅療養を開始しました。手術から約4ヶ月、嚥下障害はかなり改善し、ほぼ常食を摂取できるようになりました。聴力も手術直後はほぼ聞こえなかったのが、軽い難聴と診断されるまでに回復しました。しかし平衡感覚は回復せず、また内斜視もほぼ変わりません。主治医からは腫瘍は取り切れたものの、その過程で外転神経を切らざるを得なかったと説明されましたが、難聴と平衡感覚は内耳神経、嚥下障害は舌咽神経が傷ついたと理解して良いのでしょうか(問1)。術後はずっとメチコバール(B12)を服薬しているものの、神経が再生している実感はあまりありません。外眼筋の状況が回復しない場合、斜視の手術を受けた方がいいでしょうか(問2)。プリズム眼鏡の可能性も聞いていますが強度の近乱視なので効果のほどは不明です。本を読みパソコンを使う職業なので現状、往生しています。神経の再生や外眼筋のリハビリについて効果的な方法はないでしょうか(問3)。
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