「TUR時の壁内尿管損傷について」の追加相談
person40代/男性 -
以前にご相談させて頂いた者です。
以下質問事項についてご相談させてください。
〈経緯〉
2023年1月:初回TURBTにて膀胱癌(pT1,G2>G3,CIS併発、1.3cm、1箇所)
2023年2月:2ndTUR(一部G2のCIS残存)、壁内尿管損傷(経過観察)
2023年3月〜5月:BCG導入療法×8回
2023年6月(BCG最終投与から1ヶ月後):膀胱鏡(添付写真)、尿細胞診クラス2(陰性)
〈質問事項〉
・BCG後の膀胱鏡所見
最終BCG投与から1ヶ月後に膀胱鏡をし、元腫瘍があった箇所に添付写真の通り赤い炎症が見られました。7月末(最終BCG投与から2ヶ月半後)に生検を受ける予定です。
ご経験症例を参考に以下ご教示頂けると有難いです。
1.2ndTURから4ヶ月経過していますが治り途中で添付写真のような状態になる事はあるのか?
2.BCG最終投与後1ヶ月の状態として、添付写真のような炎症はよくある事なのか?
・壁内尿管損傷箇所の経過
過去相談の通り、2ndTUR時に壁内尿管を損傷しました。損傷から4ヶ月後が添付写真の状態であり、損傷部は塞がっておらず穴が空いたままで尿がそこからも出ている状態です。このまま塞がらない可能性が高いと言われておりますが、現状は腎負荷を見ながら経過観察で損傷部に対する治療はせず、がん治療を優先するとのことです。
3.懸念される事象は?(尿管逆流による狭窄や水腎症など)
4.懸念される事象は現時点で出ていなければ今後も起きる可能性が低いのか?もしくは半年後、1年経過後などに起きうるのか?
5.壁内尿管損傷部の治療方法は?
6.治療実施判断は?懸念される事象が起きなくても予防的に治療は必要か?懸念される事象が起きた場合のみ治療が必要か?
7.癌治療も考慮した治療時期は?
泌尿器科分野 に限定して相談しました
TUR時の壁内尿管損傷について
初回TURBTにて膀胱癌(pT1,high grade,CIS併発)と診断され、2ndTURを実施しました。
その手術時の壁内尿管損傷について、相談させてください。
腫瘍は膀胱右壁であり、2ndTURの際に深部をさらに削った際、膀胱の壁内尿管を傷つけ、膀胱内に尿が漏れているとの説明を受けました。
本来は尿管ステントを入れて治癒させるが、膀胱癌の為、その処置はしていないとのこと。
今後、狭窄による水腎症や、逆流も考えられるが、癌治療を優先して、それらの治療は行わない考え方もあり、今後様子を見ていくと言われ、尿管の損傷部位が自然治癒を待ち、BCGを開始するが、時期は2ヶ月後など少し待った方が良い、傷への影響やBCGが尿管に流れ込むのは良くないとの事でした。
〈質問事項〉
1.尿管損傷部は、ステントなしで自然治癒するか?
損傷部への対処としては、他に方法がないのか?
2.ステントを入れた場合、尿管に癌リスクが発生するので、入れないのか?
3.尿管損傷部から尿が逆流した場合、尿管への癌リスクはないのか?
4.今後、尿管狭窄による水腎症や、尿管逆流が発生した場合、無治療で問題ないか?
放置した場合の腎機能の低下や腎不全を起こすリスクを懸念。
BCG治療後やBCG維持療法中に何か治療は可能か?
尿管損傷による逆流は一過性のもので治癒すれば逆流も治るのか?
5.BCGは尿管損傷部の治癒を待って開始との場合、何をもって治癒したと判断するか?
6.BCG延期で、CISへの対処が遅れることを懸念。
尿管損傷部の治癒を待たずにBCG開始(2ndTUR1ヶ月後)した場合、合併症や発生しうる事象は?
7.仮にBCGが尿管損傷部位から、尿管に流れ込んだ場合のリスクは?
8.TUR時の壁内尿管損傷はよくあるか?手技によるものか?
person_outlinesatoさん
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