Q

癌になる可能性は・・・

私は父を大腸〔直腸〕がんで、1歳のときに亡くしました。私が生まれたときには、父の癌は末期で、そのときの余命は1年だったそうです。
大腸がんは遺伝しやすいと聞きます。私が大腸がんになる可能性はどのくらいあるのでしょうか?

質問者:あくせんこ さん

tora 先生
一般内科

tora 先生

子供が1歳で発病されたという事は・・・、お父様は何歳の発病だったのでしょうか。大事なポイントです。
20歳代、30歳代であれば、遺伝性の大腸癌はやはり考えておく必要があると思います。
このような遺伝性のものは、一般的な孤発性の大腸、直腸癌とは性格が違います。
遺伝の事を心配されるのであれば、以下の疾患の事を考えて精査します。
一つは家族性大腸ポリポーシスから発生するもので、これはポリープの多発を大腸内視鏡でチェックする必要がありますし、逆にそれで診断がつきます。
もう一つは遺伝性非ポリポーシス性大腸癌ですが、これは右側結腸にやや多く、全大腸内視鏡をする必要があります。
大事な事は、家族内に大腸癌の方が他にもおられなかったかどうかという事を詳細に調査する事からはじまります。消化管内視鏡検査の得意な医療機関に一度相談される事をおすすめします。

あくせんこさん

私の父は、33歳で亡くなりました。おそらく発病したときの年齢は、32歳だったと推測します。病気が発見されたとき、母は妊娠中だったために父の病気のことは、秘密にされていたと言っていました。

tora 先生

33歳ですか・・.やはり非常にお若い内に大腸癌が発生されていますよね.孤発性の大腸癌であれば,これだけ若年なのは非常にまれなケースという事になると思います.私はやはり家族性大腸腺腫症の鑑別は必須と考えますので,それなりの経験のある施設(実際はそれを調べるのがむつかしいのですが)で,消化管の内視鏡検査を受けられる事をお勧めします.

あくせんこさん

私は今、大学1年生で18歳です。大学では年1回、健康診断が行われています。大学を卒業するまでは、それだけでもいいでしょうか?

いち内科医 先生

便にヒトの血液が混じっているかどうかをみる便潜血検査も含まれるかどうか疑問です。一度は消化器内科を受診して便潜血検査を受け、その結果しだいでは腹部エコーや大腸内視鏡も検討してください。

tora 先生

私が心配しております疾患の診断には、便の検査では不十分であり、必ず内視鏡検査が必要です。
大学の検査は、便まで調べないですよね。従業員の健診でも、便を調べるようになるのは多くの場合は50歳以上など、年齢的に好発されるようになってからになっている事が多いと思います。
非常にたくさんの(例えば何百人の従業員とか、市民何千人など)の健診という事で、無症状あるいは、危険因子(今回も若年発症の家族歴があるというなど事です)のない人々の中から、大腸癌の存在の危険群を抽出するという意味で、便の検査は意味があると思います。
ただ、今回の場合は明らかに内視鏡を受けられる事で得られる情報が重要ですので、便の検査ではなく、内視鏡検査を受けられる方がよろしいかと考えます。

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

大腸がんの一部は家族内発生の報告があります。遺伝というのは言いすぎでしょうが、やはり、多くのほかの疾患と同じようにリスクが高いとか、他の集団よりは頻度が高め、ということはいえます。

一般のリスクの無いと思える集団でも人間ドックなどでの検診は必要ですが、少なくともリスクないかt以上に検診の重要性は高いでしょう。

大腸がんのスクリーニングに安価で、簡便で、検診をうけるヒトのストレスの少ない方法で、一番有用なのは「便の鮮血反応」です。また、癌の90%は大腸ファイバーで簡単に観察できる下行結腸(直腸を含む)に発生します。

大腸癌にある確立は計算できませんが、大腸がんになったときの解決策はあります。定期的な検診が重要です。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

親族に癌の患者さんがいらっしゃると癌を発症する確率はあがるでしょう。しかし、現在、癌は珍しい病気ではなくなりました。大腸だけでなく、甲状腺、皮膚、肺、食道、胃、小腸、大腸、直腸、前立腺、子宮、卵巣、胆のう、すい臓、腎臓、、、数えあげればきりがありません。つまり、遺伝の影響を心配するのもわかりますが、他の部分について私たちの誰もが癌になる可能性を秘めています。癌はよくある病気になりましたので、早期発見、早期治療、それに備えた保険の準備、といったことが大切になります。あまり、心配しすぎないようにしてくださいね。私もそうですが、親族に癌の患者さんがいない人のほうが珍しいといっても、過言ではない世の中ですから。

糖尿病専門医にあらず 先生
循環器内科

糖尿病専門医にあらず 先生

確率は、家族歴の無い方よりは高いかとは思いますが、だからといって遺伝で全てが決まる訳でもありません。
食事や運動などに気をつけ、飲酒は控えめにし、喫煙を避けるだけでも、遺伝の無い喫煙者より確率は下がるでしょう。生活習慣の改善と、少なくとも40歳を過ぎたら、年一回大腸癌検診(便潜血検査)をきちんと受ける。それだけでも、仮に発症しても、治療可能な時期に発見できる可能性が高くなります。

あくせんこさん

どうしても大学に通っていると、自分の健康に関心を持てなくなりますが、なるべく注意していくようにしたいと思っています。私は看護学部に通っている身ですので、人間の体について学習しながら、自分の健康について考えていこうと思っています。

hero2005 先生

大腸がんの90%は大腸下部の発生します。いわゆる人間ドックでは全結腸検査をするところは少なくて、部分的な検査になっています。ですから、大腸のすべてを観察しているわけではありません。

統計的には、便の潜血反応が連続して2回陰性であるならば、99%の確率で大腸がんは否定できるとの報告もあります。ですから、全結腸検査でないなら、癌の発見には便検査のほうが有利という見方もあります。病院で、おこなう検査とがんスクリーニングでおこなう検診では少し、検査のやり方と考え方に違いがあります。

全結腸検査がすべての検診者でおこなわれない理由は、前処置の違い(緩下剤、浣腸の違い)、検査時の痛み、検査時間などです。ある検査センターでは一時間に、ひとりの医師が7〜8人の検査をしていました。

便の検査と大腸ファイバースコープの特性とどこまでの詳しい検査がなされているかも重要なことです。おそらく、これから、勉強されていく過程でお知りになることとおもいますが、付け加えさせていただきました。

大阪 認定内科医 先生
消化器科

大阪 認定内科医 先生

大腸がんが特別遺伝しやすいということではありません。しかし、家族性の大腸疾患はありますので一度大腸精査をされて今後の管理を相談されてはいががですか?

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