「向精神薬の中止でジスキネジア発症増加の質問です。」の追加相談
person50代/男性 -
双極性障害2型で寛解してる者です。
統合失調症薬物治療ガイドライン2022から
抗精神病薬の継続に比べて中止は,ジスキネジアの発現に関しては増加した(N=13,n=1,820,リスク比=0.52,95%信頼区間0.28~0.97,p=0.04)
と記載されており、この参考文献を取り寄せました。
Leucht S, Tardy M, Komossa K, et al: Antipsychotic drugs versus placebo for relapse prevention in schizophrenia: a systematic review and meta-analysis. Lancet 379: 2063-2071, 2012
データでは、ジスキネジアの項目で、向精神薬維持群は、2%、 中止群は 5%
Risk ratio (95% CI) 0·52 (0·28 to 0·97) とガイドラインに記載されている結果と同じ内容が記載されてました。
That dyskinesia occurred more frequently in the placebo groups is probably a result of so-called rebounddyskinesias induced by abrupt withdrawal of treatmentrather than persisting tardive dyskinesia, but the disorderwas not assessed by appropriate criteria.
と記載されています。
遅発性ジスキネジアではないと記載されているんですよね。
これは離脱性のジスキネジアで、持続するジスキネジアではないと考えていいのでしょうか?
向精神薬の中止でジスキネジア発症増加の質問です。
統合失調症のガイドラインを、素人で読んでます。
データの見方がよく分からないので、教えていただけないでしょうか?
今、主治医との相談の上、症状が長年安定しており
向精神薬を中止することになりました。
しかし、ガイドラインの説明では、向精神薬を中止すると
ジスキネジアは薬剤の維持よりも、中止の方が増えると書いてあります。
これを読んで怖くなりました。
先生方であれば、よく分かると思って質問させていただきました。
向精神薬は中止しない方がいいのでしょうか?
ジスキネジアが怖いです。
内容を抜粋したものです。
宜しくお願いします。
統合失調症薬物治療ガイドライン 2022
日本神経精神薬理学会
日本臨床精神神経薬理学会
第 2 章 安定・維持期の統合失調症治療
CQ2-1 安定した統合失調症に抗精神病薬の中止は推奨されるか?
抗精神病薬の継続に比べて中止は,ジスキネジアの発現に関しては増加した(N
=13,n=1,820,リスク比=0.52,95%信頼区間 0.28~0.97,p=0.04)(A). 一方,抗精神病薬の継続に比べて中止によってジストニアの発現の減少 (N=6,n=824,リスク比 1.89,95%信頼区間 1.05~3.41,p=0.04)(A),
これらエビデンスより,有効性と安全性を考慮すると,安定した統合失調症に抗精神病薬
を中止せず継続することを強く推奨する(1A)
person_outline名無しさん
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