止血クリップが体内に残存する状態でのMRI検査、核医学検査の可否等について
person60代/男性 -
今年の12月下旬にクリニックで大腸内視鏡検査を予定しています。
ポリープ等が見つかった場合は、切除し、止血クリップで止血すると聞いています。
この検査後、別の病院で来年の1月上旬に頸部のMRI検査と脳血流の核医学検査を予定しています。
問1.大腸内視鏡検査で止血クリップを使用し、これが大腸内に残存している状態で、頸部MRI検査や脳血流の核医学検査を行うことは可能でしょうか?
問2.「止血クリップを体内に留置して一か月以上経過する必要がある」等の検査条件等はあるでしょうか?
問3.頸部CT検査には影響がないと聞いていますが大丈夫でしょうか?
使用する止血クリップはオリンパスメディカルシステムズ(株)の「ディスポーザブルクリップ HX-610」で、添付書類には以下の記載(一部抜粋)がありますが、核医学やCTについての記載はありません。
MRIを併用する場合
MRIの施行を予定している患者に本製品を使用する場合、必ず以下の情報を参照すること。
(1)単一および複数個のクリップに対して実施した非臨床試験の結果、本製品はMRコンディショナルであることが確認された。
以下の条件において、MRI検査を行うことが可能である。
-静磁場(static magnetic field):3T以下
-空間勾配磁場(spatial gradient field)が46T/m(=4600Gauss/cm)以下
-1.5T、3Tでの連続的な15分間のMRIスキャニングにおける最大全身SAR:2.0W/kg
本来なら検査を行う病院に確認すべでしょうが、病院での確認には煩雑な事務手続が必要で、直ぐに回答がもらえない状況です。
一方、クリニックからは予約日の確定を迫られておりご相談させていただきました。
よろしくお願いいたします。
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