壊死性筋膜炎について

person70代以上/男性 -

72歳になる私の知人が2週間前に壊死性筋膜炎で亡くなりました。但し、この診断が下されたのは死亡後のことです。話を聞くと異変が起きてから二日後には死に至っており、あまりに急激な容態の変化に驚愕しています。本人には基礎疾患のようなものはなく、いわゆる健常者でした。このようなことから,自分なりに今後の教訓になればと思い、ご相談させていただきます。以下、経緯について説明します。(1)金曜日の夜に38.5度の発熱があり、解熱剤で直ぐに平熱に戻る。(2)土曜日の午前、臀部におできのようなものがあることに気づくが、痛みやかゆみはなく、体温も平熱。その後、湿疹のような赤みが広がったので、皮膚科でアレルギー用の軟膏を処方される。次第に腰全体に違和感を訴えるものの、さほどの痛みではない。(3)日曜日、微熱程度ではあるが体調が優れないため、午前中に総合病院を受診。血液検査の結果、CRPが30近くと高値だが、白血球数は異常ではなかった。しかし、本人の動作や意識に急速に異変が現れ、血圧や脈泊も異常となり、同日夕刻に死亡。以上は知人の配偶者から聞いた状況で、すべてが正確では無いかもしれませんが、大方の経緯は間違っていないと思います。訳のわからないまの突然の死だったようです。非常にまれな病気のようで、診断も難しかったことと思います。したがって、抗菌薬の投与や外科的処置も行われませんでした。タイミングが週末であったことも不運だったかと思います。これだけではコメントのしようがないと言われそうですが、どこかに命をとりとめるチャンスはなかったのか。この疾患について経験の無い医師には診断が難しいのか。あるいは経験はあっても救命するには時間が短すぎるのか。また、患者側としてなにか注意できることはないか。知人が与えてくれた貴重な機会ですので、なんらかの教訓が得られればと思います。

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