Q

手足だけの湿疹なのですが、薬が効きません。

10日ほど前左足指に痒みがでて、病院にいった所、水虫だといわれゼフナートという塗り薬を貰いました。その後、足の症状が好転しないばかりか、両手の指の付け根まで湿疹がでてきたので、2日前に違う病院にいった所、
1)足の水虫は全くない。
2)ゼフナートがあわなかったのでは?
という診断を受け、アレロック錠5という飲み薬、そして塗り薬として、リンデロンVG軟膏0.12%と亜鉛華(10%)単軟膏「ヨシダ」の混合薬を足用として、マイザー軟膏0.05%を手用としてもらいましたが、手の湿疹は悪化するばかりです。(湿疹は下腕にまできました。)どのように対処すべきでしょうか?
因みに、薬が合わなかったというのは30年以上の人生の中ではじめてです。

質問者:鯨 さん

月のうさぎ 先生
皮膚科

月のうさぎ 先生

水虫かどうか、菌の検査で確かめていますか?

始めに水虫の菌の確認ができているのなら
(1)薬にかぶれた。
(2)薬が効かず症状が軽快しない。さらに手には水虫の悪化に伴うアレルギー反応が起こった。

始めに菌の確認がされていないのなら、上記に加えて、
(3)手足に起こりやすい湿疹(特に異汗性湿疹)が起こっている。

などが考えられます。異汗性湿疹は症状が水虫ととても良く似ています。

今おかかりの先生が、水虫は全くないといわれるのであれば、たぶん(3)の可能性が高いと思われますので、現在の治療を継続し、手の症状がひどくなっている旨を伝えて、外用剤・内服剤をもう一度再検討されるといいと思いますよ。

鯨さん

月のうさぎ様、ご丁寧に有難うございます。
あまりにも痒いので、お返事まで待つことができず、(会社の近くにある)第3の病院にいきました。
そこで言われたことは、簡単にいうと前の2つの病院の薬を組み合わせましょ、ということ。つまり、足にも手にもゼフナード(抗カビ)とリンデロンVG(抗炎症・抗菌?)を塗り+アレロックも飲み続けることにします。強めの内服剤を服用するという手もあるのですが、もう1、2日見ましょうということでした。
菌の検査をしていない点が不満でしたが、なんとなく説得力があったので、様子をみることにします。
事後報告いたします。

わかりやすく説明する医師 先生

水虫であればリンデロンVGを使用すると改善しないだけでなく、悪化します。軟膏を使用して改善しない場合や悪化する場合はおやめください。水虫の薬を使用する場合顕微鏡で水虫がいるかどうか診断してから使用します。水虫の薬を使用した後に第2の病院で顕微鏡検査をしても水虫がでてこない事が多いです。薬が効いたため水虫を顕微鏡で探すのが難しくなったためです。水虫であれば第2の病院でリンデロンを使用しているため水虫が悪化するため第3の病院で水虫の検査をしていればでると思います。

鯨さん

投稿ネームの通り、非常に分かりやすい説明有難うございます。「水虫であれば第2の病院でリンデロンを使用しているため水虫が悪化するため第3の病院で水虫の検査をしていればでる」とありますが、第3の病院では検査をせず前述のような薬の処方をされました。先生の専門が内科だったためか、体内的な要因を強調されてました。皮を顕微鏡でみたり、採血もしなかった訳ですが、なんとなく納得できたので、したがってしまいました。

その後の経過をいえば、湿疹(疱疹?)はその面積・程度ともに僅かながら悪化しています。そして、昨日第3の病院に行ったところ、セレスタミンを処方されました。強い薬なので、初回は3錠、その後は食後に1錠ずつにするよう言われました。
つまり、昨夕からの私の薬は、飲み薬としてのセレスタミン、手足への塗り薬としてのリンデロンVG+ゼフナートです。現時点で、目に見える効果はありません。

月のうさぎ 先生

診察もせず意見をいうのは気が引けますが、鯨さんの経過を伺っていると、どうもどっちつかずの治療をされているように思えます。

湿疹かもしれないけど、水虫も怖いから・・みたいな。

前回書いた異汗性湿疹などの場合、強めのステロイド外用剤をしっかり使い、特殊な外用法など工夫をしないと、なかなか改善しません。
確かに水虫にステロイドを使うと、水虫が悪化します。
しかし、検査で水虫が見つからず、炎症所見は強いと言う場合、短期間ステロイドをしっかり使って、炎症を抑える。
そして、もう一度検査する。そこで菌が見つからなければ、最初から湿疹だったのだし、菌が見つかれば、水虫に湿疹が合併していたことになり、その時点で水虫の治療を始めればよいのです。

せっかく、第3の病院で治療を始めておられるので、もうしばらくその方針で治療をされると良いかと思いますが、経過に不安や疑問があれば、まずはその処方や指導をした医師にたずねてみられるのが良いでしょう。

足にもいろいろな病気があり、足がかゆいからと言って必ずしも水虫ではありませんし、かゆくないから水虫ではないと言うのも間違っています。
水虫や湿疹に細菌感染などを合併することもあります。

体を支える大事な足です。どうぞお大事になさってください。
ご質問の内容と少し違った回答になってしまったかもしれません。お許しください。

鯨さん

「湿疹かもしれないけど、水虫も怖いから・・みたいな。」
確かに、そんな感じの処方ですね。
第3の病院で薬をいただく時に薬剤師の方に相談したのですが、「私も蕁麻疹に悩まされているのだけど、湿疹というのは、いくつか原因がある場合があるので、いくつかの薬の組合せを試行錯誤していくしかない」的なことを言われました。半分ホッとし、半分失望したわけですが、やはり一回で原因を仕留めるというのは、困難なのですかね?
それにしても、原因を見極めるために、検査方法にもう少し手間をかけてもいいのに・・・と思いました。(前工程=検査で時間をかけるほうが、後工程=治療で時間をかけるよりも作業全体にかかる総時間数はずっと少なくなるのは、オペレーションマネージメント的観点から明らかだと思うのですが。。。)

うなぎ男爵 先生

まったくおっしゃるとおりで、どうも鯨さんのケースを見ていると、こういうところに皮膚科不信の理由がありそうです。
最初の医院できちんと発疹を観察して、顕微鏡検査をしていれば、少なくとも水虫は除外できたわけで、その後の治療の流れもスムーズに行ったと思うのですが。
もちろん皮膚科医でも顕微鏡検査でまったく間違いを起こさないわけではありません。2回目の受診時に水虫が見つかることもありますが、「顕微鏡で白癬菌が見つからなかったら水虫薬は処方しない」という原則を守っていれば、こういう泥沼にならないはずです。
セレスタミンには少量のステロイドが含まれており、急性の湿疹、かぶれにはもちろんよいのですが、原因がわからず、慢性的な経過をたどるものに対しては、慎重に使う必要があると思います。
やはり、診療には基本が大事であり、基本を知らない一部の方々が皮膚科を標榜して堂々と診療を行っていることにちょっと不満を感じます。
患者さんのためになる回答をするべきところに、愚痴をかいてしまい、申し訳ありませんでした。

blueskyさん

鯨さんのように手足のみの湿疹で痒みがあり、自分でした水虫の治療で悪化した私の場合を書き込ませていただきますね。
先生方がおっしゃられているとおり、早期に菌の検査をされないといけないと思います。
私の場合は悪化してから2つ個人開業の皮膚科を回ったのですが、両方の皮膚科ですぐに手足の水虫検査をして(顕微鏡検査でどちらも30分も待たずにわかりました)無菌性と判明、『掌跡膿胞症(しょうせきのうほうしょう)』と診断されました。
扁桃腺の疾患がある・虫歯がある・タバコによる等が原因かもしれないとされる皮膚病(原因が特定できないことが多く皮膚科難病指定されています)で、症状は水虫に非常に良く似ていますが無菌性のため他人に感染はしません。患部もその名のとおり掌と足の裏(もしくは手首・両方の指先・爪の中までもできる、非対称)です。水虫だと思って治療をすると悪化していきます。
小さなブツブツが湿疹状に患部にでき、痒みがあるのでかきむしると破れて透明な液がでます。やがてそれが乾くと患部も一旦良くなったかのようになりますが、水虫のように皮がめくれてきて、それを繰り返します(私はこの繰り返しを「雨期と乾期」と言ってます:苦笑)。
もしこの病気であるとしたら、菌検査と問診ですぐわかるので、是非検査してみて下さい。
私も病院で検査するまですごい痒みと汚らしい湿疹にかなり悩んだので書き込ませて頂きました。いい皮膚科と出会えるまであきらめず頑張って下さい!

鯨さん

うなぎ男爵様、bluesky様、ご丁寧に有難うございます。現実はなかなか難しいのだなぁというのを認識した次第です。
素人考えですが、内科的な要因もあるのではないかと思っています。内科の先生と皮膚科の先生が共同で作業してくれればなぁと思いました。

最後にうなぎ男爵様、「基本を知らない一部の方々が皮膚科を標榜して堂々と診療を行っている」とありますが、これは具体的にどういうことですか?

月のうさぎ 先生

鯨さんが3番目に受診された先生は、内科がご専門と言うことでしたね。
治りにくい皮膚の病気があったり、いきなり皮膚に異常が出たりすると、「内臓の病気ではないですか」とか「内科に行かないと治りませんか」とかお尋ねになる患者さんがいらっしゃって、がっくりすることがあります。

皮膚の機能はなかなか複雑で、皮膚に異常があっても明快に原因を説明することは、皮膚科専門医にとっても難しいことは多いです。
でも、少なくとも皮膚科を専門とする医師は、皮膚の病気のスペシャリストです。

皮膚も大きな臓器の一つです。
体の中の臓器とも密接に関連しているわけですから、皮膚だけを切り離して考えることはできませんが、その皮膚の異常が何なのか、どこに問題があって出てきているのか、そんな基本的なことを見極めるのは、やはり皮膚科専門医に勝るものはないと思っています。

病気を見極めて初めて有効な治療もできるし、他科との協力、より専門的な検査・治療のできる医療機関との連携ができるのだと思います。

blueskyさんが仰るように掌蹠膿疱症など、手足に限って出る病気は他にもあります。
鯨さんの最初のご質問からは、掌蹠膿疱症の可能性は低いと思いましたので言及しませんでしたが、実際に診察したわけではありませんから、全く否定することもできません。
できれば、皮膚科専門のところで、一貫した治療を受けられることをお勧めします。(現在のシステムでは、全く皮膚科の研修をしていなくても、皮膚科を標榜することができるのです。残念ですけど。)

すみません。少しくどくなりました。

うなぎ男爵 先生

たとえば、皮膚科以外の科で研修をつんできたかたが、開業するにあたって皮膚科も標榜してしまうということです。麻酔科、外科、精神科などのかたが1〜2年皮膚科の医局で研修して、皮膚科をつけて開業してしまう、何てことはざらにあります。
われわれ皮膚科医が内科や外科などを標榜して開業することは少ないと思われるのですが、端的に言って、医師の側にも「皮膚科くらいは…」と思う方がたくさんいるということです。
せめて水虫の顕微鏡検査くらいは…と思うのですが、それさえやれない、やらない「皮膚科医」も結構いるということで、残念に思います。

鯨さん

ご説明有難うございます。
「皮膚も大きな臓器の一つです」という言葉は、お医者様にとっては当然なことなのかもしれませんが、素人の私にとっては名言のように聞こえました。
素人考えを勝手に述べてしまい、すみませんでした。皮膚科の先生が他科と協力を考えないはず等ないですよね。

さて、私の病状ですが、結局は会社の人の強烈な紹介で第4(内科)、更にそこからの紹介で第5(皮膚科)の病院にいきました。
手を見せると、月のウサギ様の当初の予測どおり、異汗性湿疹だろう・・・という結論(推論)にようやく辿りつきました。が、私の湿疹は今度は下の腕一面に広がっており、これはまた違う病名だ(忘れてしまいましたが)と言われました。また、足には水虫がいるようです。気がつけば、三重苦ですね(笑)
手はアンテベート軟膏、足はラシミールを塗っていくことになりました。またタリオン錠を服用します。

鯨さん

うなぎ男爵様、月のうさぎ様・・・有難うございました。実は病院の紹介を受ける時に、DBを検索してもらいまいたが、その時に、私の近所で評判のいい皮膚科の先生の名前がないと言われ、ちょっと不思議に思いました。「DBに載ってないからといって、悪い医師という訳ではありませんよ」とすかさずフォローが入りましたが、その場の雰囲気に飲まれてしまい、それ以上質問できなかった訳ですが、状況が理解できました。
お医者様の世界は規制だらけと思いましたが、意外なところに盲点があるのですね。ちょっと怖くなりました。

鯨さん

1週間近く経過しました。
手はアンテベート軟膏、足はラシミールを塗っていくことになりました。またタリオン錠を服用・・・
しておりますが、手に関していえば、痒みは残るものの手から湿疹は消えていき、手の皮が受け始めました。直りはじめているとみていいのでしょうが、アカギレのようになって、傷む部分があります。
薬が強すぎるせいなのでしょうか・・・?

月のうさぎ 先生

ブツブツした発疹が消え、皮膚がむけてきたのは、炎症が落ち着いてきているからでしょう。
痛んだ皮膚がカサカサとかたくなってはげてきます。

硬くなった部分がはげおちずに残ると、曲げ伸ばしのときに割れてしまったりして痛いことがあります。
そんなときは亜鉛華軟膏などをガーゼに伸ばして張ったりすると皮膚が軟らかくなり痛みが取れます。
そのほかにも、いろいろな手当ての仕方がありますから、皮膚科の先生に相談してみられるといいですよ。

アンテベートはステロイドの中でも強い薬に入ります。
鯨さんの皮膚の病気にはそうした強めのお薬が必要だったのだと思います。また、手のひら・足の裏は角質が厚いので他の部分より強めの薬が必要になります。
炎症が治まってきたら、それに見合う強さのステロイド外用剤に(つまり弱いほうへ)代えていくと思いますよ。
先ほど書いた亜鉛華軟膏など、ステロイドとは違うお薬も使っていくことになると思います。

何か前とは違う感じがする時(症状が軽くなったと思う時も含めて)は、使っている薬が残っていても、受診して、不安を解消しておかれるといいと思います。

鯨さん

ありがとうございます。このやり取りを通じて、素人ながら、ステロイドの成分が強すぎるのかなぁと思っていたのでが、確認ができてなによりです。
しかし、アカギレ(と呼んでいますが)は痛いですね。
皮膚は臓器の一つ・・・このフレーズが何よりも好きになってしまいましたが、大切に扱っていかなくてはならないなぁと、つくづく思いました。

鯨さん

アカギレのような症状は強まるばかりでしたので、本日病院にいきました。
痛みの原因について「アンテベートが強すぎるのではないでしょうか?」と尋ねたところ、
「そんなことはない。アンテベートを使いつづけてください」と言われました。そして、これにヒルドイドソフトを上塗りするように指示されました。
ちょっと意外な結論でしたが、どう思われますか?
なお、この他に、セレスタミン、セルベックス、タリオンの飲み薬を処方されています。

月のうさぎ 先生

今の鯨さんの状態に、アンテベートが強すぎるかどうか。実際に拝見していないので何ともいえません。
ただ、アカギレのような状態は、アンテベートが強すぎるから起こっているとは思えません。

皮膚の状態が改善するにはもう少し時間がかかるものと思います。
アカギレがあると日常生活にも障りがあると思いますが、もう少しこのままがんばってみませんか?
そして前にも書きましたが、心配なこと、不安なこと、今何が一番困るのか、今おかかりの先生に話してみましょう、何度でも。

鯨さん

有難うございました。昨日あたりがアカギレ的痛みのピークでした(・・と思いたい)。今回は、(病院を換えることはせず)辛抱強く様子を見てみたいと思います。

鯨さん

あれから10日経ち、お蔭様で回復が目に見えるようになりました。アカギレ(と勝手に呼んでいる症状)のピークは先週の今頃で、ようやく痒みと痛みの循環から解放された生活が送れるようになりました。
アドバイスをいただいた皆様へ感謝いたします。
病院をいくつも替えましたが、最後の病院での診断は、異汗性湿疹と多形滲出性紅斑の合併症だろう、というものでした。完治までは時間を要するので、今後は薬の量を徐々に減らしていく方向で進んでいます。

月のうさぎ 先生

快方に向かっておられるようで良かったです。
異汗性湿疹も多形滲出性紅斑も、季節によって、体調によっては再発する可能性のある病気です。
根気よく、治療をお続けくださいね。

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