子宮頸部上皮扁平腺癌について

person30代/女性 -

病理組織検査結果
4°の検体に認められた異形上皮はp16染色でブロック陽性像を呈している。Ki-67の染色の陽性率は30% 程度である。ER 染色の陽性率は、80% 程度であり、有意な染色性低下は認めない。Alcian blue、PAS、消化 PAS 染色では、異型上皮が全層性に陽性となる像が散見され、細胞内の粘液含有が確認される。以上より、ERの所見は必すしも定型的ではないが、いわゆる SMILE に相当する病変と考える。
一方、初回の標本では不明瞭であったが、追加作製した標本では、0 °の検体にも、4° と同様の所見を示す SMILE が一部に認められる。
さらに、追加作製した 1° の検体では、微量の異型扇平上皮が新たに出現しており、p16 染色でブロック陽性像を呈している。特殊染色で粘液の含有は目立たないことから、この異型上皮については、組織形態とあわせてCIN 2 と判定する。
なお、現在の取扱い規約ではSMILE は上皮内腺癌 (adenocarcinoma in situ) の亜型に分類されている

上記の検査結果から何がわかりますか?

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