てんかん重積患者の眼球運動と痙攣の関係について
person30代/男性 -
【経過】
30歳男性(既往歴無し)が難治頻回部分発作重積型急性脳炎NORSEの疑いで、意識なく集中治療室に3ヶ月ほど入院しております。
てんかん痙攣のコントロールのために長期に渡り静注鎮静を投与しており、免疫療法に伴って痙攣挙動は減少してきております。
直近はイソゾールを0.5mg/kg/hr程度まで減らしているのですが、鎮静剤減少に伴う眼球の動きで気になることがあります。
眼球の動きとしては、
「ゆっくり上転→瞬きで黒目が正面を向く」
を5秒程度の間隔で行っており、お見舞中の1時間ずっと繰り返しています。
なおこの間、追視など問いかけへの反応などは一切ありません。
【質問】
この眼球の動きはてんかんによる発作なのでしょうか?
それともミオクローヌスの様なてんかん発作とは異なる痙攣でしょうか?
なお、まれにこの眼球の動きが上転状態で止まることがあり、そのまま明確なてんかん波とともに全身の痙攣に移行することがあります。