てんかん発作時に見られる稀な臨床症状について
person30代/男性 -
30歳男性(既往歴無し、普通体型)が自己免疫性脳炎の疑いで4ヶ月ほどICUに入院しております。
入院当初から痙攣重積状態にあり、静注鎮静にて痙攣抑制しておりました。
免疫抑制剤投与後に、不明熱寛解と痙攣減少傾向を認め静注鎮静を中断したところ開眼、追視と呼びかけに対するまばたきでの反応を見せるようになりました。
一方で痙攣発作は毎日複数回継続しております。典型的な「眼球上転と無反応状態」や「両手、顔面の軽微なピクつき」もありますが、中には主治医もてんかん発作か判断に迷う臨床症状があります。
【質問】
主治医も判断に悩んでいる臨床症状というのが、「眉間にシワをよせ、しかめ面の状態で瞼を強く閉じる状態(心拍、呼吸数、酸素レベルの変動はありませんが、無理やりまぶたを開けると眼球は正位状態で上転無し)」なのですが、このようなてんかん発作の症例はあるのでしょうか?
また、この症状が出ている時は呼びかけても目を開けることは無く、指先の軽微な痙攣を伴う時と伴わない時があります。
なお、睡眠時はまぶたに力も入っておらず、閉眼したまま眼球上転しているため、睡眠とは異なる認識です。