高齢者の肺腺癌の治療について

person50代/女性 -

2020年に肺腺癌と診断された84歳の母のことです。腫瘍がある場所が肺門部に近く、手術をする場合右肺全摘になるので侵襲が大きいという理由で手術はせず、また化学療法も高齢であり効果が期待できない、という理由で行っていませんでした。ただ喫煙歴もないので遺伝子変異があれば分子標的薬が効果があるのではないかと言われ、3回気管支鏡検査を行いましたが、がん細胞がうまく採取できなくて、遺伝子変異の特定ができず、2020年に一度血液検査での遺伝子検査もしましたが、変異は検出されませんでした。分子標的薬を使えないため、BSCの方針で経過観察のみしていました。今年の春くらいまでは咳が時々でるくらいで、ほとんど症状もなく、友人と旅行にでかけたりもしていましたが、2ヵ月くらい前より、全身倦怠感が強くなり、胸の圧迫感が出始め、歩ける距離が極端に短くなり、胸部CTでかなりの量の心嚢液の貯留がみられることが分かりました。肺がんが心膜に転移していて、左肺にも転移があると言われました。心嚢液は心タンポナーデにならなければ抜けない、と言われています。母は認知症も肺がん以外の持病もなく84歳にしては元気な方でしたし、今もそれなりに食事もとれていますが、おそらく心嚢液の貯留による症状でほとんど座りきりの生活となっています。
私の希望としては、
1.症状緩和の目的での心嚢液ドレナージをしてほしい。
2.もう一度血液検査で遺伝子変異の検査を行い分子標的薬を使える可能性を模索したい。

と医師に伝えましたが、どちらも難しいと言われました。2について私の考えとしては2020年にやったときはまだ進行していなかったので偽陰性だったのではないか、と思うのですが、医師は治療をしていないので、新たな遺伝子変異の可能性はないので、もう一度遺伝子検査をする意味はない、ということでした。1と2についての見解を聞きたいです。

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