バルサルタンが心臓を守る理由
person60代/男性 -
拡張型心筋症、危険な不整脈で、ICD(植え込み型除細動器)を埋め込んでいます。実は先日、低血圧にもかかわらずバルサルタン(降圧剤)を飲むべきなのかという趣旨の質問をしました。3人の先生方から回答をいただき、同じような内容でした。主な回答内容は、「バルサルタンのようなアンジオテンシン受容体拮抗薬には降圧作用と同時に心臓を守る作用があり、拡張型心筋症のように心不全のような場合は、服用することが強く推奨されます。心臓を守ることにより将来的な心不全や不整脈による死亡などのリスクを下げることができます。」「心保護・心不全の治療・予防目的ですね。血圧は心臓の後負荷なので低ければ低いほど良いですよ。個人差はありますが、ふらつきで転倒・怪我のリスクになるので、70mmHgを下回らない程度にコントロールするのが目安ですね。」「心保護作用が期待されるので、できるだけ内服が望ましいですが、上の血圧が70未満であれば、減量中止を主治医に相談してはいかがでしょうか。」ということでした。私は一応理解したと思い相談を完結しました。しかしながら、よく考えてみると「心臓を守る」ということは具体的にどのように守るのか全くそのメカニズムを理解していませんでした。心臓の動きが鈍く、低血圧の上に、降圧剤を飲むということは、血管をさらに広げるようなことになり血流を悪くして、なおさら良くないように素人考えでは感じます。すなわち、「血圧を下げる→心臓を守る」という関係性がどうしても理解できずバルサルタンを飲むことに躊躇してしまいます。ここの疑問が出てきたので再度深く質問する次第です。ちなみに、私の血圧は毎日朝夕測定し、上が通常は90前後、下が65前後、高い時で上が100台、下が70台、低い時で上が70台、下が50台です。以前はもっと高めで130~150ぐらいでした。よろしくお願いします。
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