Q

イトリゾール服用時の注意点は?

DMをインスリンで治療中です。
足の爪白癬のためにラミシール錠を3ヶ月服用しましたが白癬の勢力に押し戻され、昨日よりイトリゾール4カプセルを朝夕、1日合計8カプセルの服用を開始しました。

担当医もラミシール敗退に幾らかショックだったようで、私も薬の変更は想定の範囲外でしたのでイトリゾール服用中の生活に気をつける事柄について質問せず薬を受け取って帰宅してしまいました。

例えば、「風邪かな?」とか「ちょっと頭が痛い」といった時に市販の薬を自分の判断で気軽に飲むのは大丈夫なのでしょうか?

質問者:ひろりん さん

月のうさぎ 先生
皮膚科

月のうさぎ 先生

イトリゾールはいいお薬ですが、種々のお薬が併用禁忌になっています。

イトリゾールが、肝臓の代謝酵素の働きを阻害するため、その酵素で分解処理されるはずの併用薬の分解が遅れ副作用が出てしまう可能性がある、と言うのが主な理由です。
はっきり、禁忌となっているものもいくつかありますし、併用注意となっているものもあります。
また、それ以外に、今のところ副作用は確認されていないものの、併用によってまだ知られていない副作用が出る可能性もある、ということで注意が必要です。

市販のお薬も、成分が表示されているので、それを丹念にチェックされると服用可能だと思いますが、基本的には、医療機関を受診し、イトリゾールを服用していることを告げて、処方してもらわれた方が安心だと思います。

私は基本的には、他剤を服用しておられる方には、イトリゾールは処方しません。

糖尿病の方の水虫はなかなか治りにくい、と言う印象がありますが、充分なフットケアでかなりいい状態になります。
爪はどうしても最後まで残ってしまいますが、根気よく治療をお続けくださいね。

ひろりんさん

皆様、有難うございます。

服用2日目(本日)のお風呂上りに問題の爪を押してみたら1番頑固な巣(?)がニュルリと出てきました。今度は期待が持てそうです。

この薬を服用している間は何かあったら受診するように心がけます。また、近いうちに時間をみつけて担当医に色々質問してみようと思います。

本当に有難うございました。

Komiya Hideakiさん

Thanks you

hanaさん

他剤服用の必要のある方が抗真菌薬を服用するのは、相互作用の点でお勧めできません。ただ爪白癬が余りにひどければ検査をしながら服用、ということになるとは思います。
しかし、製薬会社が言うほど爪白癬は内服でないと治らない、ものではありません。爪白癬の状態がひどくなければ、抗真菌の液剤(またはクリーム剤)を根気良く塗布する事で様子を見る、というのも良いです。(内服のようなデメリットがありません。)一日1回、風呂後に必ず塗布します。風呂後は爪の水分も増加しているので浸透しやすくなります。爪の周囲と爪の切り口の方から塗りこめるように塗布します。

ひろりんさん

外用薬で良くなってきたかと思う頃に爪の生え際から噴出すように侵食され、外用薬では太刀打ちできずラミシール→イトリゾールと服用せざるを得ないことになりました。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

イトリゾールは併用禁忌薬剤が多く、
オーラップ(ピモジド)、キニジン 、ハルシオン(トリアゾラム)、リポバス(シンバスタチン)、カルブロック(アゼルニジピン)、カフェルゴット(エルゴタミン)、ジヒデルゴット(ジヒドロエルゴタミン)、レビトラ(バルデナフィル)、アセナリン、リサモール(シサプリド) などなどあります。細かい副作用の内容までは記載しませんが、もう一度、担当医と現在内服している薬の内容と照らし合わせる必要があります。

松山の専門医 先生
消化器内科

松山の専門医 先生

イトリゾールと他の薬剤の飲み合わせについては重篤な副作用が現れるケースもありますので,皮膚科担当医に十分確認してください。その上で内服可能と分かればパルス療法を施行してもよいと思います。日々8錠でのパルス療法のほうが効果が期待できますので効果があるといいですね。
私の患者さんでもよく使っていますが、ラミシールよりもイトリゾールのパルス療法のほうがいい感じがします。

松山の専門医 先生
消化器内科

松山の専門医 先生

イトリゾールによるパルス療法中に発生した肝障害の報告は症例報告では1例のみでした。

うちの大学で肝臓も専門となっており、とくに薬物性肝障害を専門にしております。大学ですので重症な患者が集まる傾向があります。
イトリゾールによる重篤な肝障害はものは多くないのかもしれませんが
軽度なものも含むと注意が必要でしょうね。

ただよくパルス療法はよく効きますね。

ひろりんさん

肝臓は問題ないようです。
自分で注意していることは、イトリゾールに限らず薬を飲むとカリウム値が下がって浮腫みやすくなるようなのでカリウムを多く含む食品を選んで積極的に摂るようにしています。

パルス療法は服薬期間が決まっているので自己管理もやり易く、私には向いている方法かも知れません。頑張ります!

hero2005 先生

10年以上水虫のかたが、次々によくなってます。薬も使用しますが、要するに足のケアです。一日3回足を洗いましょう。それも、ちゃんと刺激の少ない(安いのでいいですよ)石鹸を使って、ここで大事なのは、その石鹸をきれいに洗い落とすこと。石鹸をきれいに洗い落とすには、丁寧なすすぎが重要です。

つぎに、よくふき取ること。湿ったままではいけません。そして、よく勘違いされているのが、乾燥。絶対に乾燥させてはいけません。湿気をとり、乾かすのと、足を乾燥させることは待ったく別のことです。足を乾燥させると、無数の亀裂を生じてしまい、そこから、また白癬菌が進入してしまいます。夏場、一番いけないのが、素足にサンダルです。

清潔な靴下を、こまめに替えましょう。そして、適度に薬をぬるのと、足の保湿剤を使用しましょう。あしの皮膚は、顔よりも弱いです。素足でいると皮脂を失い、ボロボロになります。

これをまもれば、10年〜20年治らなかった方も、よくなります。薬が効かないのではなく、薬が効いても再発し続けているのが問題なのです。

月のうさぎ 先生

肝障害のチェックも必要かつ重要ですが、薬の相互作用も無視できません。
松山の専門医先生もお書きになっているように、確かに肝障害はそれほど頻度の高いものではなく、特にパルスの場合、休薬期間がありますから、肝臓にとってはより安心な薬と言えるかもしれません。

特にイトリゾールで注意が必要なのは、他の薬との相互作用です。

以前使っていた薬に比べると、イトリゾールもラミシールも短期間で(それでも3ヶ月以上)でかなり効果が上がります。
それでも良くなる方はすっかり70%くらい。爪の変化が強い方では、内服してもなかなか完治しないというのが私の持っている印象です。

逆に、諸般の事情で内服できない方でも、根気よいフットケアと塗り薬で、分厚く変形した爪までキレイになられる方もおられます。
塗り薬だけでも、結構良くなるんですよ、本当に。
フットケアについては2005hero先生が詳しく書いておられたので、ぜひ実践してみてください。

水虫に限らず、糖尿病のかたはフットケアがとても大事です。内科の先生、皮膚科の先生と相談しながら、健康な足で運動療法にもお励みください。

hero2005 先生

イトリゾールは妊娠時、授乳時は禁忌の薬剤です。月経開始時から、飲み始めましょう。パルス療法がおこなわれるまえ、連続投与で妊娠中におのみになり、相談を受けたことがしばしばあります。

緊急性の少ない薬剤ですので、女性の場合には、妊娠してないことを確認できる月経開始時からの服用が賢明です。

ひろりんさん

諸先生方、励ましのお言葉の数々有難う御座いました。

大量の薬を短い期間に飲むので飲み終わる頃には浮腫みで1キロくらい体重が増えました。休薬期間に入って体調が落ち着いてきた所です。

今は毎日、塗り薬で頑張っています。
醜い爪を家族以外に見られたくないので素足にサンダルはしていませんのでご安心下さい。

靴下に柔らかいスニーカーを履いて元気一杯、愛車(自転車)で走り回っています。何年も悩み続けた爪白癬が回復に向かい始めたことで気持ちが明るくなれたことが一番の収穫なのかなと思っています。休薬期間も”ヤル気”が持続しやすいです。

あと2ヶ月!きっと良くなると信じています。
末筆ですが、妊娠の可能性はゼロです。(滝汗)

月のうさぎ 先生

頑張っておられるご様子、うれしいです。

3回目の内服が終了する頃には、改善を実感されることと思います。
もし、爪の先にまだ症状が残っていたとしても、めげないでくださいね。
きっと主治医から説明を聞いておられると思いますが、内服を終了した後も、数ヶ月は薬が爪に残って効果をあらわします。
それと、菌はいなくなっても、一旦変化した部分は元に戻らないので、爪の根元から新しいきれいな爪が伸びてくるのを待たなければなりません。
足の爪は伸びるのが遅いので、待ち遠しいと思いますが、必ずいい爪が伸びてきますから待っててくださいね。

水虫菌の再感染を防ぐためにも、また、そのほかの足のトラブルを防止するためにも、フットケアは怠りなくお続けください。

さるさん

連続投与で妊娠中に飲んでしまった患者さんは、無事に健康な赤ちゃんを産んでいましたか?
今、パルス療法を3回終了したとたんに妊娠している事に気づきとても心配です。

月のうさぎ 先生

妊娠の確認はされましたか?
最終月経はいつだったでしょうか?
イトリゾールを飲んだのはいつからいつまででしたか?

動物実験で催奇形性が確認されているために、妊婦では禁忌になっています。
しかし、今のところ、明らかにイトリゾール内服によって異常が起こったと言う報告はないと思います。

妊娠早期に異常が起こった場合は、着床せず流産することが多いので、もし妊娠が成立しているとすれば、イトリゾールの影響は受けていないと考えて良いのではないかと思います。

妊娠出産については専門ではありませんし、イトリゾール内服中に妊娠された方も知りませんので、私もhero2005先生のご経験を伺いたいです。

さるさん

ありがとうございます。
最終月経9月29日から一週間、イトリゾールでのパルス療法3回目は11月2日から8日、9日妊娠に気づきました。超音波では5週1日となっていました。汗
タバコ、酒をやめられない妊婦さんでも、ほとんどの方は健康な赤ちゃんを産んでいると思うので、たぶん大丈夫、と自分に言いきかせていますが…

hero2005 先生

イトリゾールは本来、生命とは関係のない疾患に使用します。つまり、緊急性のない薬です。ですから、妊娠の可能性がある時期には開始せず待ちます。パルスにしても月経開始後にはじめ、3週間休薬にすればいいわけです。基本に忠実に投与すれば、本来、連続投与よりパルスのほうが妊娠中に内服する可能性は低いやり方なのですが。。。(監修注:イトリゾールは動物実験で催奇形性が報告されているため,妊娠中の内服は禁忌とされています。ただし,内服が原因でヒトに重篤な奇形が生じたとされる例は,これまでのところ皆無です。ご自身で悩んでおられるよりも,薬剤性胎児障害に詳しい産婦人科のドクターに早急にご相談なさるのが最善の手段でしょう。)

三条 先生

国際的に妊婦に対する投薬の際に参考にされるものに「オーストラリア分類」というものがあります(他にFDA分類もありますが似通っています)。薬はA、B、C、D、X、と分類され、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある場合は使用すべきでないとされるのは「X」だけです。
イトリゾールは「B3」に分類されています。この意味は「妊婦および妊娠可能年齢の女性についての使用経験はまだ限られている。しかし今までのところ奇形や胎児への直接ないし間接の有害作用の頻度が上昇したというような報告はない。動物実験では胎児への障害の発生が増加するという証拠があるが、これが人間に対してどのような意味があるかは不明である」というものです。
後半の文章の意味するところは、動物の場合、ヒトの常用量をはるかに超えた異常な状況の実験が行われるのでそのような実験結果は素直に証拠として取り上げられないということです。

さて、製薬会社はサリドマイド、スモンと続いた薬害訴訟以来、自己保身に徹しています。どんな実験結果も隠さない、心配ならのむなという方針です。これも頭に置いておく必要があります。

この件に限らず、情報を比較検討し冷静な判断がなされることを望みます。

hero2005 先生

イトリゾールは、緊急性のない薬です。妊娠中の情報が多い薬剤は特殊性があります。使用しないと母体に危険があり、母体が死亡すれば胎児も死亡する、あるいは、母体の状態が悪化すれば胎児にも危険が生じるということのために、妊娠中でもあえて使用される薬といえます。

爪白癬では母体死亡はありません。妊婦に使用する治療上の有益性はまったくありません。ですから、妊娠したヒトや、妊娠している可能性のあるひとに使用するような「常識はずれの医療行為」をすることは稀です。製薬会社に問い合わせても、妊娠禁忌とされているので妊婦には使用しないでくださいという答えしか返って来ません。危険性を証拠づけるほどのヒトでの使用経験がないことだけは事実です。

冷静な判断をするだけの医学的な情報がないことが問題なのです。

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