慢性的な入眠障害、入眠時の意識が曖昧になるプロセスを意識しすぎて寝付けない
person30代/男性 -
3年ほど前から、入眠時に意識が消えていくことを意識しすぎて入眠がうまくできません。ググっても全く出てこないので、AIで「夜眠る時に意識はどのようにオフになりますか?その過渡期が気になってうまく入眠できません。睡眠医学的に、専門用語も含めて教えてください。」と質問を書いたら以下のように回答が出ました。
AIだけでなく、ちゃんと医師に診断してもらい、必要ならば認知行動療法も取り入れた方がいいのではと思っています。しかし、上述のように調べてもこのような症状に知見がありそうな医師を見つけることができません、どう調べれば良いですか?
============== AIの回答 ==============
とても興味深いご質問です。睡眠の「意識のオフになる過程」、すなわち覚醒から睡眠への過渡期について、睡眠医学では以下のように理解されています。
◆ 睡眠への移行:意識が「オフ」になる過程
1. 睡眠段階の始まり:NREM睡眠
睡眠は大きく以下の段階に分かれます:
-N1(ステージ1):入眠期
-N2(ステージ2):軽睡眠
-N3(ステージ3):徐波睡眠(深睡眠)
-REM(Rapid Eye Movement)睡眠:夢を見る段階
あなたが気になっている「意識がオフになる瞬間」は、主にN1からN2への移行に関係しています。
2. N1(入眠期)で何が起きているか?
N1は「睡眠–覚醒の中間状態」です。この時期は:
-脳波(EEG)では α波(8–12Hz)からθ波(4–7Hz) に変化します。
-環境音や身体の感覚にまだある程度反応できます。
-幻覚のような映像や感覚(入眠時幻覚)が見られることがあります。
-筋のけいれん(入眠時ミオクローヌス hypnic jerk)もこの時期に起こります。
つまり、意識はまだ部分的に残っているが、徐々に外界との接続が弱まり、内部志向の世界に入っていく段階です。
3. N2以降:外界との接続が切れる
-脳波に睡眠紡錘波(sleep spindle)やK-complexが現れ、脳が外部刺激を遮断し始めます。
-意識はほぼ消失し、自覚的には「眠った」と感じるのはこの段階が多いです。
◆ 入眠困難と「過渡期」への意識
あなたのように「入眠直前の意識の変化に過敏」な場合、以下の状態が考えられます:
睡眠開始不安
「いつ意識が消えるか」への強い注意が逆に覚醒を促してしまう。
高覚醒状態
省略
-睡眠状態誤認症
省略
◆ 対処法(医学的アプローチ)
1. 注意の分散(思考を「意識の観察」から逸らす)
-呼吸瞑想やボディスキャンで身体に意識を向ける。
-入眠時の「観察」をやめることが、逆説的に入眠を促します。
2. 睡眠衛生の改善
省略
3. 認知行動療法(CBT-I)
-不眠症に対する第一選択治療。
「眠りにこだわりすぎる思考」を修正する技法が含まれます。
◆ まとめ:睡眠への移行は「徐々に意識が曖昧になるプロセス」
-「急にスイッチが切れる」わけではなく、脳波や感覚の段階的変化を伴う移行です。
-この移行を「意識しすぎる」ことが、かえって入眠を妨げる要因になります。
-医学的にも、意識が曖昧になることを受け入れて観察しないことが、質の高い睡眠への第一歩です。
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