妻の医療状況に関するご相談
person60代/女性 -
妻の医療状況に関するご相談
妻(62歳)の件でご相談させていただきます。
妻は27歳のときに人工弁置換手術を受け、それ以来、循環器専門病院で経過を見てもらっています。現在もワーファリンや昇圧剤などを処方され、治療を継続しています。
しかし、今年2月、自宅でゴミ出しの際に不整脈による心房細動を起こし、心肺停止状態となりました。救急搬送され、大学病院に入院。低体温療法を受け、人工呼吸器も装着されました。
その後、2月中旬に人工呼吸器の専門病院へ転院し、呼吸器の離脱を目指して療養を続けています。現在は、鼻からの栄養補給と気管切開により人工呼吸器を使用しています。3月頃からはリハビリも開始されています。
3月中旬、医師より「排便時に鮮血が見られる」との報告を受け、腫瘍マーカーも上昇しているとの説明がありました。その約1週間後、胃からの出血が確認され、胃カメラでの検査の結果、胃底腺ポリープが原因であると診断されました。ワーファリンの調整により、出血は約2週間で収まりました。
その後もリハビリを継続しており、現在では以下のような状態です:
車椅子を自力で動かすことができる
平行棒を使っての歩行も可能(約10m、支えがあれば)
支援があれば立ち上がることもできる
両手に震えが見られることがある
意識や会話、記憶については良好で、意思疎通も問題なくできます。ただし、夜間に不安からパニック症状が出ることがあり、病院からも「何度か発作が見られた」との報告を受けています。
先日、病院より転院に関する連絡がありました。内容としては:
循環器の状態は安定している
今後 下血の検査や治療のため、消化器内科のある病院を探している
ただし、現在の状態が「全介助」であるため、受け入れ先がなかなか見つからない
治療ではなく、検査のみが可能な病院になる可能性もある
さらに、療養型病院への転院も選択肢として提示されています。
家族の希望と今後の展望について
家族としては、最終的に自宅に戻ることを目標にしています。そのためには以下のような希望があります。
回復期リハビリテーション病院への転院
気管切開の閉鎖を行い、再び言葉を話せるようになること
必要に応じて、消化器の治療や継続的なリハビリを受けられる体制の確保
このような段階的な回復を目指すことは、現実的に可能なのでしょうか?また、どのような選択肢や準備が必要になるのか、ご助言いただけますと幸いです。
注目の情報
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