胆嚢炎の治療中に判明した癌と、胆嚢炎の治療についてお知恵を貸してください。

person70代以上/男性 -

ご相談させていただきたい件は以下となります。

父(77歳)
2週間前に腹痛と高熱(38~39度)及び激しい悪寒により入院
入院時の診断
・胆嚢に胆石があり、胆嚢の出口を塞いでいることにより胆嚢炎を発症している。
・血液検査により貧血に対する数値が悪い。
・敗血症を併発している。
・腎機能も低下している。
上記の理由により、胆嚢の切除手術(一番の治療方法)は行えないため、PTGBD-経皮経肝胆嚢ドレナージによる処置により感染した胆汁を輩出する処置を行っていただいた。

処置自体は無事に完了し、重傷者病棟にて経過観察となるが、
術後(2日目夜)に強いせん妄状態になる。せん妄状態は徐々に回復

術後、胆嚢炎及び敗血症の治療を行いながら、貧血の原因を探るため内視鏡による胃部の検査を行った結果、出血箇所を発見クリッピングによる止血処置と同時に食道癌が発見された事と医師より伝えられました。
・食道の癌は内視鏡で除去出来る段階ではない。
・食道近辺のリンパ部に腫れがみられる(転移の可能性有り)
・年齢的にみても、食道癌の切除手術は大規模となる事からお勧めは出来ない(手術及び術後の食事事情などを考えて体力の低下に耐えられない)
・放射線及び抗癌剤の併用による治療を勧められる。
・この時点での懸念点は抗癌剤により免疫力が低下するため、癌の治療を始めた場合に胆嚢の切除及び再び胆嚢炎が発症した場合に大きなリスクとなる。
・外科と相談し治療方針を決定する。

一週間後、胆嚢炎及び胆嚢の処置として完治とはならないがERCP内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査により十二指腸乳頭部から胆嚢へチューブを残置し、胆石を除去しない状態においても胆汁を胆石に阻害されず十二指腸へ流すことにより、今回のように炎症が起こらなくする施術の説明及び処置を行ったが失敗
医師から伝えられたこと
・十二指腸に憩室があった事などの要因により到達することが難しかった。
・今回と同じよう胆嚢炎を発症した場合も今回と同じような処置を行えば大丈夫とのこと
・他の手立てはないため、ここからは体力を回復し退院を目指し、退院後さらに体力の回復をまち癌の治療に移りましょう。

現在は退院に向けて療養中です。

長文失礼いたしましたが、先生方にお知恵を拝借させていただきたいことは
・胆嚢(胆石)の処置が行われないまま癌の治療を行ってよいのでしょうか。
・今回行った治療方法以外で胆石によりる胆嚢炎を防ぐ方法はあるのでしょうか。
・他の方法があった場合に、医師にどのように相談をすればよいのでしょうか。
・他の病院で他の方法(転院を想定して)で処置を行えるかの可否を確認する事は出来るのでしょうか。

追記:軽微な不整脈もあります。(不整脈の詳細について検査中でしたが、軽微なものとの担当医師のお話です。)

以上、お力を貸していただけますと幸いです。

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