38週での誘発分娩に関するリスクについて
person20代/女性 -
計画無痛分娩のため、明日(38週3日)に入院し誘発分娩を行う予定になっております。
39週での誘発分娩と比べ、38週が最もリスクが低い選択肢なのかどうかについて不安があります。
下記の状況の場合、何週での誘発分娩を勧めるかご意見をいただきたくご相談いたします。
1. 現在の状況・背景
・初産
・妊娠経過に特段の問題なし(妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病等なし)。
・普通体型、体重増加は目安の範囲内。
・38週3日での誘発分娩については、37週3日での健診で提案を受けました。
・胎児は20週頃から一貫して2週分大きいと言われており、37週の健診時点で推定体重は約3200gでした。1週間で約300g増えると仮定すると、38週で3500g、39週で3800g、エコー誤差を考慮すると39週で4000gを超える可能性もあるとのことです。
・37週のNSTでは、前駆陣痛が1回確認されました。
・37週の内診では、子宮口は1cm開いている状態です。
2. 担当産院医師の見解
・胎児が大きくなりすぎるリスクがあるため、38週での誘発分娩よりも39週まで待つデメリットの方が大きい。
・子宮頸管熟化の方法としては、 37週で子宮口1cm開大のため、38週の誘発分娩ではラミナリアではなく、メトロイリンテルの挿入からでも有効と見込んでいる。入院当日は朝からメトロイリンテルを挿入し、ガイドラインに則り挿入1時間後からプロスタグランジンの点滴を開始する予定。
・産道は広く、経腟分娩は可能との見込み。
・無痛分娩を希望するならば、39週まで待って土日に陣痛が来た場合は病院の人員体制の関係で対応できない。無痛を希望するなら38週の平日のうちに入院・分娩が望ましい。
3. 私の懸念・ご相談したい点
(1)誘発分娩による帝王切開率の増加リスクについて
文献等で、39週以降の誘発分娩は自然待機より帝王切開率が低いという報告を見ました。一方で、38週で頸管熟化が不十分な場合(ビショップスコア6点未満)には、陣痛がうまく進まず帝王切開となるリスクが高まると理解しています。
現在予定されているメトロイリンテル+プロスタグランジンの方法で、38週でも十分な頸管熟化が期待でき、39週と同等のリスクレベルと考えてよいのでしょうか。
(2)早期正期産による新生児への影響について
38週は正期産ですが、満期正期産(39週以降)と比べて、呼吸障害や黄疸など新生児の合併症リスクがわずかに高いとの研究も見ました。
胎児は大きく身体機能的にも十分と説明を受けましたが、生後の状態に影響するのは体重よりも週数でしょうか。新生児の予後に関して、38週と39週では有意な差があるのでしょうか。
(3)出産時期のリスクバランスについて
・無痛分娩の可否(土日を挟むことによる制限等)については、そこまで重要視していません。39週での入院が最もローリスクな場合は39週まで待ちたいです。
・自然陣痛を待つと巨大児になるリスクがあるため、誘発分娩は必要と理解しています。
私としては、「何週での誘発分娩が最もリスクが低いか」を知りたいと考えております。
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上記の38週での誘発分娩によるリスクと、39週まで待つリスク(胎児の過大、難産による帝王切開の可能性など)を比較検討したいと考えております。
このまま明日入院すべきかどうか、非常に悩んでおります。
専門的なご意見をいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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