合併症の多い高齢患者の退院後の診療方針(フォシーガ錠の投薬や在宅酸素など) について
person70代以上/男性 -
対象者は93歳の父。三尖弁の逆流、心肥大、徐脈性心房細動で6年前にペースメーカー装着。また、16年前の前立腺癌の再発により2年前からホルモン療法施行中です。
服薬状況はワーファリン1mg3.5錠、フォシーガ錠10mg1錠、フロセミド40mg1錠、フェブキソスタット10mg1錠、タケキャブ10mg1錠、ダーブロック4mg1錠。
ホルモン療法はゾラデックス注射薬に加えて今年3月からフルタミド内服薬を追加投与しています。
今年2月に突発的に血尿が出現し、尿道の毛細血管からの出血であり、前立腺がんとの直接の因果関係はないが、以前にも腸内出血で血便があり、16年前の放射線治療の後遺症なのか、もしくはワーファリンとの因果関係なのかは判明していません。
今回、5/25に突発的に吐気や腹痛に襲われ、尿路感染症で救急入院となり、抗生剤投与により陰性化して6/6に自宅退院しています。入院時の検査数値はWBC8.53、RBC3.89、Hb11.0、Ht35.1、PLT109、PT-INR2.24、BUN37.9、CRE2.77、eGFR17.3、CK161、血清GLU148、CRP1.81、AST25、ALT9、γ-GT57 、LD253、TP7.1、BNP81.2、尿糖3+、尿潜血3+。身長160cm、体重56kg、現在は血圧135/67、脈拍70、酸素飽和度90前後に推移し、尿の色調は褐色のままです。そこで、以下についてご相談させてください。
(1)入院中はフォシーガを中断しており、退院後はかかりつけ医との相談により再開すべきかを決めることになっています。入院前はカンデサルタン錠も服用していましたが、血圧が上80台~下40台となり休薬しています。この両薬には慢性心不全に対する効能もあり、今回2つとも中断することに不安があります。セカンドオピニオンとして、両薬の今後の投薬の仕方や方針、お考えをご教示いただけますと幸いです。(2)また、尿の色調が気になっていますが、2月の血尿でも特別な治療なく経過観察となり、今回の退院後も結局のところ経過を見守るしかないのか心配です。ご意見をお聞かせください。(3)加えて、酸素飽和度の低さも気になっています。入院中は酸素吸入が補助的にされており、退院後はすぐに在宅酸素吸入が不可欠ではありませんが、かかりつけ医と相談の旨言われています。今後の適用の流れや判断の仕方につきお聞かせください。
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