娘の汗が止まりません
person10代/女性 -
19歳の娘は、中学生の頃から手のひらの汗(手掌多汗)に悩まされてきました。現在は全身にも汗をかきやすい状態ですが、特に手汗がひどく、日常生活に支障をきたしています。
現在、歯科衛生士の専門学校に通っており、実習で手袋を着用する際に手汗が障害となっており、学校からも「病院で調べてくるように」と指導されています。
小学生から高校生まではバレーボール部に所属しており、運動中は腰にタオルを入れて汗を拭くことで問題なく過ごしていましたが、普段は手のひらが常にびしょびしょで、人前でも手をパタパタとあおいで乾かす仕草が見られていました。
皮膚科で処方された外用薬も試しましたが、効果は感じられませんでした。
現在、どの診療科を受診すればよいのか分からず、手掌多汗症が精神的なものによるのか、あるいは身体的な原因によるものなのかも気になっています。
本当に「手掌多汗症」かどうかを確認するには、どのような検査や診療を受けるべきか、ご助言いただけると助かります。
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皮膚科の医師が回答
お嬢さんのような症状は「原発性手掌多汗症」の可能性が高く、一般的に10代から発症し、特に手のひらに限局して過剰な汗が出るのが特徴です。診療科は皮膚科または多汗症外来(専門外来)が適しています。診断は問診と視診が中心で、重症度の評価には発汗量の確認(ヨウ素デンプン反応テストなど)が用いられます。精神的要因が関係することもありますが、多くは身体的(自律神経系の過剰反応)な原因です。効果が乏しい外用薬以外にも、イオントフォレーシス療法、内服薬、ボトックス注射、胸部交感神経遮断術(ETS)など選択肢があります。まずは専門の皮膚科で多汗症の重症度評価と治療相談を行ってください。皮膚科専門医の検索用のURLを添付しますので、宜しければご参照下さい。https://www.dermatol.or.jp/modules/spMap/
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