Atezolizumab+Bevacizumab(A+B)治療は可能ですか
person60代/男性 -
お世話になります。64歳、男性です。2016年に肝細胞がん(HCC)と診断され、これまでに経カテーテル的肝動脈化学塞栓療法(TACE)を計7回施行しました(直近は2025年5月実施)。TACE後はAFPが低下していたものの、2025年4月頃から再び上昇し続けています。
| 採血日 | AFP (ng/mL) | PIVKA-II (mAU/mL) |
| ---------- | ----------- | ----------------- |
| 2025/04/10 | 450 | 10 |
| 2025/05/15 | 620 | 11 |
| 2025/06/20 | 780 | 9 |
| 2025/07/05 | 915 | 10 |
**最近の造影CT(2025/06)**
* 右葉 S8 に最大22 mm の結節(TACE後遺残を示唆)
* 門脈本幹浸潤・遠隔転移ともに認めず
* 腹水・肝性脳症なし
**肝予備能・血液データ(最新)**
* Child–Pugh A(5点)、ALBI 2a
* Alb 3.6 g/dL、T-Bil 1.1 mg/dL、INR 1.08
* AST 48 U/L、ALT 53 U/L
* 血小板 7.7×10⁴/µL
* Cre 0.64 mg/dL、eGFR 82 mL/min/1.73 m²
ご相談したい点
1. 上記肝機能・血小板低値でA+B療法は一般に適応可能でしょうか。
2. ベバシズマブによる消化管出血・タンパク尿リスクを下げるため、開始前に必ず行うべき検査・処置(静脈瘤の治療や尿検査など)は何でしょうか。
3.治療可能な場合、 初回投与は入院が必要でしょうか。それとも外来化学療法室で実施可能でしょうか。
4. 効果判定(AFP/PIVKA-IIや画像)の適切なタイミングと基準を教えてください。
5. A+Bが不適応または無効となった場合の次の全身治療選択肢(レンバチニブ、ドュルバルマブ+トレメリムマブ併用など)の位置づけ
新たな全身療法を検討するにあたり、専門の先生方のご見解を頂戴できれば幸甚です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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