ALK陽性肺がんステージ4 経過8年目で肺は安定しているものの初めての脳転移 今後の治療について
person60代/男性 -
ALK肺がんサバイバー8年目で初めての脳転移が発覚しました。
今までの経緯を記します。
2017年8月、左肺下葉に約2cmの肺腺がんが見つかり、ステージ1Aとの術前診断で同年10月に左肺下葉の切除とリンパ節郭清手術を受けました。
術中に胸膜にもがんが見つかったことで、胸膜播種でのステージ4、ALK遺伝子変異陽性との確定診断になりました。
2018年1月から分子標的約アレセンサを規定量服用、5月位から息苦しさが増しKL-6の値が647と基準を超え、CTで薄いモヤモヤが確認されたため、間質性肺炎を疑いでアレセンサは服用休止となりました(アレセンサ服用期間5ヶ月)。
その後はKL-6の値も基準値内となり、肺の方も暫く経過観察となり、2021年10月で手術から4年が経過しましたが、2021年11月初旬に撮ったCT、PET-CTの画像で、肺がんの再発が確認されました(アレセンサ休薬3年6ヶ月後)。
次の治療法として間質性肺炎の発現率が小さいローブレナを選択し、22年3月より規定量の服用を開始しました。しかしながら4月中旬にCTで薄いモヤモヤが確認されました。
KL-6の値の上昇は認められませんでしたが、間質性肺炎との関連性を否定できず、またローブレナの他の副作用(悪夢や筋力低下)が酷いことを理由に休薬となりました。(ローブレナ服用期間2ヶ月)。
その後ローブレナの休薬から1年が経過した2023年5月、がん細胞が少し大きくなってきたのが確認されたので、2023年7月よりアルンブリグの服用を開始しました。
アレセンサ、ローブレナと服用してきた経験から、分子標的薬が効きやすい体質?とのことで、服用量は通常の半分の量(90mg/日)としました。
アルンブリグを服用開始してから約1年後の2024年7月頃に肝機能の数値が悪化したため、アルンブリグの服用量を更に減らし、90mgを一日おきに服用することになりました。
現在2025年の7月で服用量を規定量の1/4に減らして約1年が経過しています。
今月2025年7月、首下から骨盤までの造影CT、頭部MRIの検査を受けましたが、造影CTでは肺のがんはその存在が分からないほどに縮小していましたが、頭部MRIでは初めて肺からの転移を指摘されてしまいました。まだ小さく、数も少ないようです。
画像を添付しています。
来週、脳転移をどうやっつけるかで放射線科を受診予定です。
そこでいくつか教えて頂きたいです。
【1】分子標的薬について
a.アルンブリグで肺は抑えられていても、その中で脳転移は有り得るのでしょうか?
b.アルンブリグの服用量を1/2 ⇒ 更に1/4に減らしたことが脳転移の原因でしょうか?
c.アルンブリグの服用量を増やせば、脳転移したがん細胞にも効くでしょうか?
d.脳に届きやすいローブレナの服用に戻すべきでしょうか?
e.休薬後の再発まで最も期間があったアレセンサを減量して服用する可能性は如何でしょうか?
【2】脳転移したがんの治療法
私が通院している病院の放射線科では、少数かつ小さな病変の時にはリニアックの一種、SRT(定位放射線治療、定位照射)というピンポイントの治療法をVarian社製TrueBeam、および島津製作所製SyncTraX FX4による骨照合システムを用いて高精度な治療を行っているそうです。
この治療法は同じリニアックのサイバーナイフと比較して優劣はありますでしょうか?
以上、宜しくお願い致します。
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