肺癌遺伝子検査結果について

person40代/男性 -

昨日遺伝子検査の結果により、術後補助科学治療の方針を主治医より説明いただきました。遺伝子変異陰性、PD-L1陽性75%以上につき、シスプラチン+ビノレルビンを3週に一度×4クール、以降アテゾリズマブを1年間(12回)です。遺伝子変異が陰性のため、分子標的薬での治療が選択出来ない事が、今回の治療が効かなかった場合或いは仮に再発した場合に治療の選択肢が少ないのではと考えてしまいます。遺伝子変異が陽性と陰性を比較した場合に治療と予後も含めどちらが期待が持てるものなのでしょうか。また、陽性と陰性の割合はどのくらいなのでしょうか。私の状況から完治は可能でしょうか。ご教示くださいます様おねがい申し上げます。

『病理組織検査結果』
(手術内容)
・右肺上葉切除・縦隔リンパ節郭清
(所見)
〈主病変〉
1.手術法:右肺上葉切除術
2.占拠部位:RU
3.大きさ:4.0×2.6×2.1cm
4.浸潤径:4.0cm
5.組織型:充実型(100%)(♯8-♯14)
6.組織学的グレード:G3
7.STASの有無:STAS-1(♯8)
8.肺内転移:pm0
9.胸膜浸潤:pl1/3(p T3(adh))(♯9.♯10)コメント参照
10.リンパ管侵襲:Ly0
11.血管浸潤:V1(EVG)(♯9.♯10)
12.神経周囲浸潤:Pn0
13.胸膜播種:dd(−)
14.断端評価:br(−)pa(−)pv(−)pp(−)
15.リンパ節転移:pN0
16.LN3(♯2)[0/1]、LN4(♯3)[0/3]、肺内リンパ節(♯6.♯7)[0/7]
17.遺伝子用ブロック(含有率):♯13(20%)
(コメント)
・腫瘍細胞が充実性に増殖しています。
 免疫染色で腫瘍細胞はTTF-1[Dako]
(+)、p40(−)を示します。充実型腺
 癌と判断します。
・臓側胸膜外弾性板を越える浸潤を認めま
 す。臓側胸膜と壁側胸膜が癒着しており
 両者の区別が困難なため、pl1/3(p T3(adh))とします。胸膜面への腫瘍の露
 出は認めません。
・術中迅速診断( T2504020):報告内容
 に変更ありません(♯1)。病変の全体
 像及び免疫形質を踏まえて、充実型腺癌
 と判断します(♯1)。
(臨床所見)
・健診にてCEA高値指摘、精査 CTにて肺腫
 瘤指摘され、Rts1に4.1×3.7×2.9cmの腫
 瘤影を認めます。PET CTはSUV max9.20
 のFDG集積を認めます。明らかなリンパ
 節及び他臓器転移はなくリンパ節集積も
 認めません。

『遺伝子検査結果』
(AmoyDx7)
EGFR Ex19del
EGFR Ex20ins
EGFR S7681
EGFR L858R
EGFR G719X
EGFR L861Q
EGFR C797S
EGFR T790M
BRAF V600E
KRAS G12C
ALK Fusion
ROS1 Fusion
MET Ex14 Skip
RET Fusion
全て陰性/検出限界以下

PD-L1 IHC 22C3
陽性(TPS≧50%)75%以上の腫瘍細胞に陽性と判定します。

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