１年前にはなかった肝腫瘍。良性判断で経過観察になったが大丈夫か？

50代/男性 - 2025/08/09

先月質問させて頂いたものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　54歳　男性　肝背景ノーマル
【DLBCL ステージ4　髄膜播種】
【50歳の2020/10/1から治療開始】
【2021/4/9 自家造血幹細胞移植】
【2021/6/1から6/14まで全脳全脊椎照射】
【2グレイ×10】の治療を終え4年寛解維持しています。

年に一度定期検診2025/6/4単純CTを受ける。
2025/7/23エコーで2024/2/28単純CTに記載がなかった肝左葉2.6✕2.4✕1.8が見つかる。
6/4CTで指摘なかったがエコー結果に6/4CTにも映っていたと記載あり。
急に出来た腫瘍のため
2025/7/29造影CT
2025/8/6造影ＭＲＩと検査をいたしました。

●8/6造影ＭＲＩを受けた診断結果がこちらです。
・肝左葉外側区に2cm大の結節を認めます。
(7/23エコーで2.6✕2.4✕1.8と明記)
・T1WIで軽度低信号、脂肪抑制T2WIで軽度高信号を呈し、拡散制限ありません。
・EOBダイナミックで早期から持続的に増強効果が見られます。
・肝細胞相では不均一な取り込みを呈しています。過形成性変化を疑います。
・右葉S7・S8にも小さな早期増強域があります。他のシークエンスでは不明瞭で、肝細胞相でも取り込みの変化ありません。同様の病変なのかもしれません。
・胆嚢底部に局所性壁肥厚があり、腺筋腫症を疑います。

●2025/7/29の造影CTは良性腫瘍っぽい映り方と言われ安堵し、データーをもらい損ねています。

●2025/7/23エコー
胆嚢腺筋腫症疑い
肝腫瘤
・胆嚢底部に限局性ね壁肥厚、RASを疑う嚢胞像を認め腺筋腫症が疑われます。
・背景肝はnormal patternです。
左葉に2.6×2.4×1.8センチ境界線明瞭、内部不均一な低エコー腫瘤を認める。腫瘤辺縁に血流を認める。2025/6/4の単純CTでも観察されます。過去に指摘ないようでしたら、R/Omalignancyください。
・そのほか、肝、胆管系、膵臓(頭部〜体部)、脾臓、骨盤内に特記所見認めません。腹水認めません。

●2025/6/4単純CT
【2024年2月28日のCTと比較しました。】
・胆嚢底部に限局性の壁肥厚があり、腺筋腫症を疑います。胆嚢頚部〜胆嚢管に結石を認めます。胆嚢腫大はありません。
・肝内肝外胆管の拡張や総胆管結石を認めません。肝・脾のサイズに明らかな変化ありません。内部に明らかな腫瘤を認めません。

主治医血液腫瘍内科から院内で紹介していただいた先生は肝臓内科部長で
・日本内科学会 認定内科医／指導医
・日本肝臓学会 専門医／指導医
・日本消化器病学会 消化器病専門医／指導医
・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医／指導医
を持っておられ、
・共同研究 肝癌発生状況に関する多機関疫学研究
・地域調査 ●●地域の肝癌実態に関する情報収集
・教育役割 内科専門研修プログラムでの肝臓分野指導
・学会活動 地域医師会の講演で登壇予定
をされている方です。
かかっている病院は大学病院ではなく、大規模病院です。
肝臓内科部長の先生は造影ＭＲＩの結果を得て、良性腫瘍だとおもうので３ヶ月後にエコーでサイズが変わっていないか見ましょうと経過観察で肝臓の癌マーカーは調べていません。
経過観察で大丈夫でしょうか？

内科分野、他 に限定して相談しました