Q

レム睡眠について

レム睡眠では覚醒の閾値は上昇するか?

質問者:洋昌 さん

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

レム睡眠においては覚醒の閾値が高く(上昇している)、覚醒させづらい状態にあるといえます。

いち内科医 先生

ヒトの正常睡眠は大きくレム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。レム睡眠におけるレム(REM)とはrapid eye movementの略で、急速眼球運動といいます。急速眼球運動とは睡眠中に閉じられたまぶたの下で眼球が上下左右にきょろきょろと動く状態を意味し、体の筋緊張は全睡眠中において最も低下しているのにも関わらず、脳は安静覚醒状態に近い脳波を示します。夢をみていることが多いが筋緊張は低下しているので動けない状態です。(REM atonia)。しかしこの状態でも耳、舌は動き四肢の筋肉は小刻みに動くtwichingを示しこれらは相動的(phasic)な運動と呼ばれます。また自律神経機能が変動し呼吸や心拍が変化します。

ノンレム睡眠(nonREM:NREM)とはレム睡眠ではない眠りという意味であり、ヒトにおいては主に脳波をもとに、まどろみの状態の浅い睡眠からぐっすりと熟睡した深い睡眠までStage 1, 2, 3, 4の4段階分けられ、Stage 1, 2を浅睡眠、Stage 3, 4を深睡眠と呼びます。健康な成人においては入眠時に浅いノンレム睡眠から始まり、深睡眠は睡眠の前半に出現します。最初のレム睡眠は睡眠開始およそ60分後に出現しその後80〜100分周期でレム睡眠と浅いノンレム睡眠が交互に出現します。レム睡眠は朝になるほど長くなる傾向があります。

睡眠は年齢により変化します。深睡眠は子供では長く老年になるほど減少し覚醒は多くなります。レム睡眠、ノンレム睡眠の分化は鳥類、霊長類など高等生物のみにみられ、進化の中で獲得したもので特に脳の発達と深く係わっています。睡眠は体のホメオスターシスに不可欠であり、ノンレム睡眠は脳を休め機能を回復させ、免疫力の増強、成長、創の回復などと、レム睡眠は脳を活性化させ夢、記憶・学習、勃起などと関係しています。肉体的な疲労は安静でとれるが精神的な疲労は睡眠をとらないと回復しません。鮮明な夢やストーリー性のある夢はレム睡眠で起こっているが、ノンレム睡眠でも夢見はあります。

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