腹腔鏡下手術後の卵巣粘液性境界悪性腫瘍の再手術について
person40代/女性 -
今年の6月末に下腹部の出っ張りがずっと気になっていたので、婦人科を受診
左卵巣多房性囊胞病変15cmと多発筋腫疑いとの診断を受けました
術前のCT、MRIともに悪性所見なし 血液マーカー異常なし 貧血等異常なしだったので、腫瘍が大きいので良性を越える病気の可能性は否定出来ないが、大きくても良性の場合も多いとのことで、主治医と家族と相談の上、7月中旬に腹腔鏡手術にて左卵巣および左付属器及び大網切除を行い、病理検査を行った
◯細胞診断報告書の臨床所見◯
MRIでは明らかな悪性所見なし
TM:陰性 腹腔鏡下左付属器切除、腹腔内で腫瘍内容吸引を施工
◯細胞学的判定◯
推定診断:正常あるいは良性
標本上、悪性を疑う細胞は見当たりません
中皮細胞(+)、マクロファージ(+)、好中球(+/-)
◉病理組織診断報告書◉
組織診断 原発巣:左卵巣 腫瘍径:19×13×3,5cm
卵巣皮膜破綻なし(内容吸引後にメモパック内で分割回収) 被膜外への腫瘍の露出なし
STIC:なし 腹水、腹腔洗浄細胞診:正常あるいは良性
リンパ節転移:未郭清
進行期分類:1A期 pTNM:pT1aと書かれていたいましたが、主治医からはそれは違って、pT1c1度言われました
多数箇所をサンプリングして検討した結果、多房性嚢胞性病変を認め、嚢胞内に粘液含む 組織学的には粘液産生性の異型円柱上皮が嚢胞内腔を裏装した粘液性腫瘍で、異型と乳頭状増殖を呈する境界悪性成分を伴う 腫瘍は卵巣皮膜内に留まっています 卵管に著変及び大網に腫瘍性病変を認めませんと書かれておりました(臨床経過では右付属器に単房性嚢胞3cmとは記載あり)
再発防止のためには基本術式と、ホルモン補充療法の提案は受けましたが、追加で行った胃カメラと大腸カメラも異常はなく、今現在、貧血も生理痛も全く無く生理も定期的にある状況で、右卵巣と子宮もきれいな状態なので、再手術後の外科的閉経における生活の質や予後リスクを考えると、手術よりも、定期な検診と検査で経過観察を希望してます
ただ、粘液性は再発したら厄介と良く聞くのですが、私の状態だと追加で基本術式を行った場合と経過観察を選んだ場合とどのくらい、再発確率は変わってくるものなのでしょうか?
更年期のリスクを避けるなら右卵巣だけは残す方法も出来るようですが、コブ状で中には大きめの子宮筋腫もあるようですので、子宮全摘だけはしてしまった方が良いのでしょうか?追加手術を行っても再発のリスクが残ること、再発がガン化してしまうのも運不運のものなのであれば、このまま経過観察を続け、そうなったしまった時は運命として受け入れると割り切ってしまうことは、安易な考えなのでしょうか。
再発リスクを減らす以外で、今手術をした方が良い理由があれば御教示願いたいです
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