メトホルミン服用後に脱水気味になった場合、及び運動療法時の注意点について
person60代/男性 -
お世話になります。
2型糖尿病で医師がメトホルミンの処方を検討してます。が本剤は乳酸アシドーシスに
なる危険もある、とのことで情報を集めております。
そこで気になったことを相談させていただきたいと存じます。
メトホルミンの作用機序は3つあり(1)糖新生を抑える(2)組織へのブドウ糖の
取り込み促進(3)小腸でのブドウ糖の吸収を抑える、とのことですが、脱水(又は
脱水気味)になった時と脱水の予防につき、疑問があります。他の先生方の意見を
お伺いしたいと思います。
質問1・脱水予防や脱水気味の時の症状緩和にスポーツドリンクを飲むことが多いかと
思いますが、これらには果糖、又はショ糖(ブドウ糖と果糖が結合)が使われています。
果糖はアルデヒドでもあり細胞毒性がありますが、肝臓でブドウ糖に作り変えられます。
果糖からの糖新生も阻害してしまうのでしょうか。であれば細胞毒性が高い果糖のまま
全身を回ってしまう危険があるかと危惧します。
質問2・小腸からのブドウ糖の吸収を抑えるということです。ブドウ糖とナトリウムの
共存下、能動輸送で積極的に水とブドウ糖とナトリウムを吸収しますが、これの働き
を抑えるということでしょうか?であれば、経口補水液を飲んでもナトリウムや水の
吸収が悪くなるのでは、と危惧します。
質問3・力仕事や運動を行った場合、完全なエアロビクスであれば乳酸はできませんが
無酸素状態での運動では乳酸ができます。これが糖新生されないとなるかと思います。
であれば、運動療法で階段を上る運動をしていますが、これが危険になりかねない
のではないか、と危惧します。そういう可能性もあるのでしょうか。
小生は熱中症になりやすく過去勤務中に熱中症で倒れたこともあり、特に危惧して
いますので、よろしくお願いいたします。
本サービスは医師による健康相談サービスで、医師による回答は相談内容に応じた医学的助言です。診断・診察などを行うものではありません。 このことを十分認識したうえで自己の責任において、医療機関への受診有無等をご自身でご判断ください。 実際に医療機関を受診する際も、治療方法、薬の内容等、担当の医師によく相談、確認するようにお願いいたします。





