なぜか病院受診をさせない家族と関係機関 90代 女性
person70代以上/女性 -
介護士です。
病院受診を希望される90代女性入居者がいます。訳あって本人の希望に添えない状況となっています。
このまま、受信も検査も実施されないまま経過していいのか心配に思っています。
その方は、KPの一人息子の意向で1年間も受診も検査も実施されていません。
ACPもどうなっているか不明で、DNARも取れていません。
主治医はいます。訪看も導入されています。主治医は訪看と息子とやりとりして、診断と処方をしています。(訪看談)
その方の状態ですが
狭心症の既往あり。
常に眼瞼結膜が蒼白。
毎日、断続的に起居できないほどのめまいがある。
また、その症状が見られる時に、口唇がチアノーゼのように紫色になる様子が見られる。
時折、「視界に黒い点々がある」と訴えられる。
その都度バイタル測定を実施。
この1か月間、体温は36度、SpO2は96%前後で経過。
1日の中で血圧の振れ幅が大きく、高い時で190前後、低い時で90前後。
特にめまいの時に低血圧が見られる。
気分不良やめまいが見られる際も、呼吸の異変や胸苦が見られたという記録なし。
しばらく安静臥床していれば落ち着いている。
生活動作をゆっくりするなど、本人なりに症状が抑えられるよう工夫し、なんとかホーム内では自活できている。
本人は、自身の現状に強い不安を感じており、病院受診をKPの一人息子に電話で依頼しようとするが着信拒否されている。
KPはケアマネ以外との連絡は絶対に取らない。
気分不良時
軽度の認知症や体力の低下により、自力での受診は困難。
会社方針により、ホームの受診付き添いは受けられない。
訪問看護が導入されているが、経過報告はケアマネに情報提供し、ケアマネから息子は共有されている。
この1か月間のホーム内での状態を訪看に伝えると、「貧血ではないと思う。一過性の心不全ではないか。受診は経過を見ましょう。」という返答あり。
このような状態です。
私はこの職場に入職する前は、別法人の有料老人ホームの元管理者で、さまざまな医療機関と入居者を繋いできましたが、このようなケースは初めてで戸惑っています。
今は一般職で、家族やケアマネとやりとりする権限すらないので、状況も把握できずヤキモキしています。
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