朝と動作で悪化する吐き気・喉の張りつき感)/LPR・NERD疑い。治療の進め方をご助言ください
person10代/男性 -
10月上旬から、朝と動いた時(前かがみ・階段・自転車・歩行)に強い吐き気が続いています。喉の貼りつき感・食後の咳払いあり。胸やけはありません。家に戻り椅子に座ると比較的落ち着き、食事は普通に摂れます。起床直後は水や薬でも吐きやすいです。体重減少・嚥下困難・吐下血・発熱はありません。入浴後に階段昇降などでも悪化します。
【受診・検査】
・耳鼻科で喉頭ファイバー・聴力検査・MRI=異常なし。
・採血:ALT優位の上昇(脂肪肝疑い)。
【治療歴と反応】
・エソメプラゾール:空腹の朝内服で悪化感。
・ボノプラザン(タケキャブ):14日分処方。今、10日目。
・ドンペリドン:無効。
・トラベルミン:やや有効(眠気あり)。
・五苓散:多少の改善感。
・アルプラゾラム:自覚効果乏しい。
・OS-1ゼリー:摂取は可能だが吐き気は不変。
・アルギン酸(アルロイドG):未処方。
【誘因と緩和】
誘因:朝・空腹・前かがみ・揺れ・入浴後。
緩和:背すじを伸ばす座位、左側臥+上半身挙上で就寝。
【現状の困りごと】
朝と移動での吐き気が強く、1限欠席や途中退室が生じ学業に支障。ドンペリドン無効で、少量の補食でも悪化する日があります。
【こちらの見立て】
咽喉頭逆流(LPR)/非びらん性GERD(NERD)が第一候補。増幅因子として起立性/自律神経の揺らぎ、軽度の胃運動低下、体格から睡眠時無呼吸の関与も鑑別に挙げています。肝機能異常は別軸でフォロー中。
【ご助言いただきたい点】
1. アルギン酸(アルロイドG)の食後・就寝前・外出直前併用は妥当でしょうか。
2. ボノプラザンは就寝前固定で2–4週連続の評価でよいか。喉主体のLPRでの目安期間をご教示ください。
3. 運動促進薬(例:モサプリド/アコチアミド)への切替・追加や、制吐薬の別系統(例:オンダンセトロンOD、もしくはメトクロプラミド少量)の適否。
4. 改善乏しければ、治療ON下の24時間pHインピーダンスによる残存逆流評価、上部内視鏡、簡易起立試験や睡眠時無呼吸のスクリーニングの優先順位。
5. 肝機能について、腹部エコーおよび**代謝評価(HbA1c・空腹時脂質)**を並行で進めるべきか。
学業継続のため、まずは朝の吐き気の軽減と通学時の悪化予防を優先したいです。最適な治療・検査の順番をご提案いただけますと幸いです。
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