左脳病変2箇所見つけた

person70代以上/男性 -

1箇所左脳生検(開頭)結果:
左前頭葉開頭生検術検体、4×4×3まで3片。

脳実質内において、泡沫組織球や異型の乏しい小型リンパ球が浸潤している。CD20陽性B細胞は血管周囲に少数みられるものの、脳実質に浸潤するリンパ球の多くはCD3陽性T細胞であり、CD4陽性細胞とCD8陽性細胞に顕著な偏りはみられない(CD4は組織球様細胞にも陽性)。CD3陽性細胞は、CD5陽性、CD7陽性、CD56一部陽性、CD10陰性、TIA-1陰性を示す。Ki-67陽性細胞比率は=20%程度。EBER-ISH陰性細胞なし。

T細胞の浸潤はみられるが、細胞異型性やT細胞マーカーのaberrantな発現はみられず、本標本ではこれらのT細胞が腫瘍性であると 断言は難儀。脳腫瘍にしても腫瘍を示唆する所見はなし。
何らかの炎症の周囲の変化や非炎症の変化を反映している可能性は否定しがたいが、病変の本態については推測が難しい。

脳生検前に撮ったMRIはすでに縮小したが、患者としては上記の病理診察についてどう判断すれば良いのでしょか?アドバイスをいただければ幸いです。

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