60代男性 前立腺ガンの治療について

person60代/男性 -

前回もご相談させていただいた60代男性です。
その後、骨シンチグラフィーおよび造影CT検査を受け、骨転移・臓器転移はいずれも認められませんでした。
明日主治医と治療方針を検討することになっています。

前回ご指摘いただいた点について主治医に確認しました。(以下、口頭説明のメモのため一部表現が正確でない可能性がありますことご了承下さい)

■T分類(T2a)の根拠について
・泌尿器科の臨床分類では、MRI画像で確認された病変部位と、該当部位の組織検査結果に基づいて決定するとのこと
・両葉から癌が検出されても、画像上の「主病変」が片側であれば T2a とする場合がある

■現在通院中の病院の治療体制
・選択肢は「前立腺全摘手術」か「IMRT(強度変調放射線治療)」の2つ
・院内にはダヴィンチ(ロボット手術支援)が2台稼働
・主治医は手術を推奨している

■主治医が説明した手術のメリット
・根治性が高い
・摘出組織による詳細な病理検査や遺伝子検査が可能
・将来的な個別化治療に有用な情報が得られる

■治療についてのご相談
前回の先生からのご回答及び他の方へのご回答「迷ったら放射線治療」と書かれていたこと、また術後のQOLを考えるとやはり手術ではなく放射線治療を第一に考えています。
私は事業主のため長く仕事を休むことが難しく、出来る限り短期間で完了し、かつ入院を避けられる治療を行いたいため、ネット情報を元にではありますが、現時点では重粒子線治療またはSBRT治療を検討しています。どちらも通院可能な範囲に病院があります。
ただし、事前のホルモン治療や金マーカー・スペーサー挿入のための短期入院が必要とする記述もあり、以前の前立腺生検後の副作用(多分一般的なものであるとは思いますが)結構辛かった経験もあるため、これらの処置に対しても不安があります。

■お伺いしたい点
・重粒子線治療とSBRT治療のそれぞれのメリット・デメリット
 (効果、安全性、治療期間、前処置の負担、合併症のリスクなど)
・短期間かつ無入院または最小限の入院で完結できる治療法が、他にあればご教示いただきたいです。
 (例:短期IMRT、寡分割照射など)
また、先生ご自身が同じ条件(T2aN0M0、Gleason 4+3、60代)で治療を選ぶ場合、どの放射線治療を選択されるか参考までにお聞かせいただけると大変ありがたいです。
長文となり恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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