Kell抗体妊娠・MCA値上昇時の胎児輸血(IUT)実施タイミングについて

person40代/女性 -

ドイツ在住で、現在 妊娠22週4日 です。
Kell抗体陽性 のため、胎児貧血の可能性をみて大学病院で MCA-PSV ドプラー を定期的に受けています。胎児が Kell抗原陽性かは不明 ですが、父親は Kell 陽性です。

これまでの経過は以下の通りです。

・21週6日:MCA MoM 1.6(31 cm/s)
・22週3日:MCA MoM 1.6〜1.7(46–47 cm/s:医師が口頭で説明)
・22週4日(本日):MCA MoM 1.65
・抗体価:8週で 1:1024, 17週で 1:512

22週3日の時点で、次回MCAは 6日後 と提案され、その結果を踏まえて IUT(胎児輸血)の日程を決めるとの説明でした。しかし6日空くことへの不安を伝えたところ、翌日の22週4日に再スキャンを実施し、必要なら同日に IUT も可能 と言われました。

ただ本日の検査では MoM 1.65 で、他に大きな異常がないことから IUT は実施されませんでした。

理由としては、
・22週台前半での IUT は合併症リスクが比較的高い(合併症時の救命的帝王切開でも予後が不確実)
・できる限り IUT 回数を減らしたいので、初回は遅らせたい
と説明を受けました。

次回のMCAは 22週6日 で、そこで IUT を行うかは未定とのことです。

一方で、海外(特に北米)のハイリスク妊娠の事例やガイドラインを調べると、MoM が 1.5 を超えた時点で IUT を検討/実施している例が多いように見えます。
また Kell 抗体は赤血球破壊だけでなく造血抑制も引き起こしやすく、よりアグレッシブに進行する と理解しているため、現在のように 1.6〜1.7 の MoM でも IUT をせず待つことが妥当なのか 判断に迷っています。

以上をふまえ、以下についてご意見をいただきたいです。

(1)Kell抗体妊娠で MCA MoM が 1.6〜1.7 の場合、IUT をすぐに行わず経過観察とする判断は一般的でしょうか?
(2)22週に IUT を避けたいという医師の説明は妥当ですか?
(3)Kell 抗体の造血抑制の特性を考えても、数日待つことはあり得る対応でしょうか?
(4)北米とドイツで IUT の実施基準に差があるのか、また MoM 値の解釈に地域差はあるのか、日本でどのような基準があるのか

不安が大きいため、専門的な観点からアドバイスをいただけますと助かります。よろしくお願いいたします。

産婦人科分野 に限定して相談しました

注目の情報

1名の医師が回答しています

本サービスは医師による健康相談サービスで、医師による回答は相談内容に応じた医学的助言です。診断・診察などを行うものではありません。 このことを十分認識したうえで自己の責任において、医療機関への受診有無等をご自身でご判断ください。 実際に医療機関を受診する際も、治療方法、薬の内容等、担当の医師によく相談、確認するようにお願いいたします。

お探しの情報は、見つかりましたか?

キーワードは、文章より単語をおすすめします。
キーワードの追加や変更をすると、
お探しの情報がヒットするかもしれません

協力医師紹介

アスクドクターズの記事やセミナー、Q&Aでの協力医師は、国内医師の約9割、33万人以上が利用する医師向けサイト「m3.com」の会員です。

記事・セミナーの協力医師

Q&Aの協力医師

内科、外科、産婦人科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、循環器科、消化器科、呼吸器科をはじめ、55以上の診療科より、のべ8,000人以上の医師が回答しています。

Q&A協力医師一覧へ

今すぐ医師に相談できます

  • 最短5分で回答

  • 平均5人が回答

  • 50以上の診療科の医師