高齢(91歳)の父の前立腺がんへの対応について、ご教示をお願いします。
person70代以上/男性 -
高齢(91歳)の父の前立腺がんへの対応について、ご教示をお願いします。
<ご教示いただきたい事項>
(1)クリニックの主治医の方針について
・クリニックの主治医の方針は、通常の一般的なものでしょうか
・年齢を考えると、無理な治療ではなく今の生活の質を維持できる治療が望ましいと考えています。
・がんが除去できて、今後も、元気で生活できるのが一番ですが、がんは除去できても、副作用で一人暮らしができなくなるなど生活の質が下がるのは望まないところです。
(2)本人への告知について
・現状の受診間隔で対応可能な薬物治療であれば、告知せず、というやり方もありえますでしょうか。
・父の年齢や心配性の性格を考えると、前立腺がんであった場合に、告知しない方が良いと思い、クリニックの結果説明の際の主治医への説明の仕方等のお願いをしてよいか悩んでいるところです
<父親の状況>
・91歳 一人ぐらし(要介護1 で デイケア、訪問介護の介護サービスをけています)
・前立腺肥大で、7~8年間前に、大部分を手術で除去
・2ヵ月に1回、内視鏡で尿道拡張
・持病として、心不全、高血圧、高コレステロール、骨粗しょう症、以前小さな脳
梗塞(当時も今の症状なし)等がありますが、いずれも内服でコントロールできて
おり身の回りのことは一人でこなしています。
<泌尿器科クリニックでのお話>
(現在の状況)
・2ヵ月前の血液検査(PSA検査)で11.334ng/mL〈基準値(4.0以下)〉という結果が出た。
・直腸診と経直腸エコーを実施したところ、触った感じと形の崩れから前立腺がんの疑いがある。
・地域の中核病院でMRI検査を受けてもらい、説明は、当クリニックで行う。
(今後の見込みについて)
・年齢を考慮して、リスクを伴う前立腺の生検は行わない。
・MRI検査の結果、前立腺がんの治療が必要と判断すれば、薬物療法での治療を行う。
・前立腺がんであっても、PSAの数値が11程度であれば他の場所には拡がってはいない。
・前立腺がんは進行が遅い。
・薬物療法を実施する場合でも0、3か月に1回の注射と内服なので、現状の受診間隔等(2か月に一度)を変えることなく、5年間程度はがんをコントロールしながら、今と変わらない生活を送ることができる。
・年齢(91歳)を考えると前立腺がんが原因で亡くなることは心配しなくてもよいかと思う。
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