難治性ウイルスイボへの亜鉛投与について

person40代/男性 -

【相談内容】
ピコリン酸亜鉛50mgのサプリ服用で、ウイルス性イボの改善の可能性があるかのご意見をいただきたいです。

【背景】
時系列はA、B、Cの順番で、Bが現在の主な症状です。
B 右手中指腹側にできたウイルス性イボを1年ほど液体窒素で焼き続けていますが、徐々に改善しているように見えるものの、完治の気配がありません。主治医と相談して、液体窒素は痛みがひどい割に効果が出ていないため、ヨクイニンとシメチジンの継続服用で様子見としています。また、市販のサリチル酸で患部角質を少しづつ削っています。
なお、A 当初は右手人差し指爪側にイボが発生し、それは数ヶ月の液体窒素治療で治りました。
C 直近では、Bが右手人差し指の右側面にうつってしまいました。

【論文情報】
そのような中指、下記の論文を見つけました。
論文の分量には満たないものの、ピコリン酸亜鉛50mgは、市販品で手にはいるものとしては高水準と考えています。
副作用として、銅の欠乏、胃粘膜への刺激があることは理解しています。

論文タイトル(英語):
Oral zinc sulphate in the treatment of recalcitrant viral warts: randomized placebo-controlled clinical trial
論文タイトル(日本語訳):
難治性ウイルス性疣贅(イボ)の治療における経口硫酸亜鉛:無作為化プラセボ対照臨床試験
著者:
Al-Gurairi FT, Al-Waiz M, Sharquie KE.
(バグダッド大学医学部 皮膚科)
掲載誌・発行年:
British Journal of Dermatology. 2002 Mar;146(3):423-31.
(英国皮膚科学会誌 2002年3月号)
PMID(パブメドID):
11940130

* 対象:
難治性の尋常性疣贅(イボ)患者。
* 投与量:
硫酸亜鉛(Zinc Sulfate)として 10mg/kg/日(最大600mg/日)。
* ※ここが重要です。**「亜鉛元素(Elemental Zinc)」の量ではなく、「化合物の重さ」**での数値です。硫酸亜鉛の亜鉛含有率は約23%なので、実質的な亜鉛摂取量は体重60kgの人で約138mg前後となります。
* 期間:
2ヶ月間。
* 結果:
**86.9%**の患者でイボが完全消失した(プラセボ群は0%)。
* 副作用:
吐き気、嘔吐、軽度の腹痛などの消化器症状が一部に見られた(副作用で脱落した例もあり)。

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