エブスタイン奇形の疑い(妊娠19週)について
person30代/女性 -
妊娠13週で頻脈(265bpmや235bpm)が分かりました。妊娠14週以降は頻脈の症状は出ていません。wpw症候群の可能性を指摘されていました。
今回、19週で精密エコーでEbstein 奇形の疑いと診断されました。一時は「妊娠継続に関わるお話」と前置きされたためとても身構えましたが、重症ではない(現時点では、疑いのレベル)と言われております。
頭を整理し、今後の里帰り出産の病院を決めるためにも、皆様にアドバイスいただきたいです。
(診断書を添付します。診断書の内容を欄下にも転載します)
※先生方には下記2点を伺いたいです※
何卒よろしくお願いいたします。
1、今後、出産までに三尖弁の形態が正常になることはあるのか?どのくらいの確率?
2、エブスタイン奇形だと、他の機能障害や知的障害を発症する可能性は高まるのか?引き起こしやすい病気などがあれば教えていただきたいです
以下、【診断書の内容】
赤ちゃんの体重は282g(10数相当の発育)
産科エコー:心臓以外に現時点でお体に気になる所はありませんでした
[1.胎児心エコー所見]
1) 三袋弁の形態に異常があるようにみえる
2) 三袋弁逆流はほぼない
3) 当院では頻拍発作は認めていない
[2.胎児診断]
1) エプスタイン病疑い
2) 上室性発作性頻拍既往
心臓病の一部には心臓以外の他の臓器の異常や全身疾患を合併することがあります。胎児エコーでみつけにくい異常もあるため、出生後にこれらの異常がないかどうか確認する必要があります。
3.出生後の経過と重症度
三袋弁逆流が今後出現した場合は、胎児水腫などの問題が起こることがありますが、現時点ではほぼなく、症状は出てこないと予想します。特に出生後も治療は不要と考えます。しかし、経過に注意は必要で、出生前、出生後の評価は必要です。
またエプスタイン病の場合は一部に頻拍発作を合併することがあります。これはWPW 症候群といって、心臓内に余分な電気回路があることが原因とされます。もしエプスタイン病であれば、頻拍発作の原因として説明はできますが、エプスタイン病でなくても頻拍発作は起こすことがあるので断定はできません。
出生後に不整脈を起こした場合は、抗不整脈薬を投与します。薬物でのコントロールが難しい場合や頻拍発作を起こした時の心拍数が非常に速くてすぐに循環不全に陥る場合には、ある程度成長してから副伝導路を切断する治療(カテーテルまたは手術)を行うことがあります。
4.今後の予定
定期的に心臓のチェックをしていきます。もし里帰り分娩を希望する場合はそれも可能です。しかし上記の問題があるため、小児心臓に慣れている施設での出産をお勧めします。
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