相談:間質性肺炎の加療中に心停止・蘇生、その後EF低下と気管切開の提案
person70代以上/男性 -
81歳の父の状況と今後の治療方針について、客観的な見解を伺いたく相談いたします。
■ これまでの経過
・7月上旬:重症肺炎(のちに間質性肺炎と診断)のため入院。
・7月中旬:ステロイドパルス治療(1000mg×2日間)および、免疫抑制剤による治療を開始。
・8月中旬:経過中にせん妄の出現、血小板減少(2万)を認め、輸血を実施。
・8月28日:呼吸状態は一時落ち着きリハビリを開始したが、リハビリ直後に不整脈による心停止が発生。蘇生処置により心拍再開。心マッサージによる軽度の肺損傷を認める。電解質異常はなし。
■ 蘇生後の集中治療室(ICU)での経過
・蘇生直後:意識なし。人工呼吸器管理を開始。駆出率(EF)は30%。
・8月29日:不整脈は消失。脳・心機能保護目的で低体温療法を実施。
・8月31日:高度の浮腫・腹水に対しアルブミン投与、貧血に対し輸血を実施。ステロイド(40mg)継続。呼吸状態は比較的安定(酸素濃度40%、自発呼吸数15~17回)。
・現在(9月2日):心機能がさらに低下し、EF20%(重度心不全状態)となる。鎮静薬(プロポフォール・ミダゾラム等)の影響もあり血圧が維持できず、ノルアドレナリンによる持続昇圧(9ml/hから現在は6ml/hへ調整)が必要。現在はお薬により不整脈は抑制されているが、いつ再発してもおかしくない状況。
■ 現在提案されている処置と悩み
経口での気管挿管チューブによる身体的ストレス(自律神経の不穏)が強く、また鎮静薬と昇圧剤のジレンマから脱却するため、手術室での早期の「気管切開術」を提案されています。
気管切開により鎮静薬やノルアドレナリンを減量・離脱できる可能性があるが、一時的に発声はできなくなると説明を受けています。
家族内では、高齢(81歳)であることも含め、どこまで積極的な医療を尽くすべきか、治療の制限(差し控え)を考慮すべきか迷いが生じています。
■ 先生方に伺いたい質問
1. EF20%および心停止後4日目の現状において、気管切開を行うことで、心臓の負担(昇圧剤や鎮静薬)を減らし、心機能が「心筋気絶」などから回復してくる可能性はどの程度期待できるでしょうか。
2. 81歳、間質性肺炎(ステロイド・免疫抑制剤治療歴あり)の患者が、この全身状態で手術室での気管切開に臨む際、特に入念に管理すべきリスク(出血や不整脈の再発など)は何でしょうか。
3. もし「これ以上の過酷な延命(2回目の心停止時の心臓マッサージなど)は望まない」と家族が希望する場合でも、現在のご本人の「体(自律神経)の苦痛を取り除く」という目的において、気管切開を行うことにはメリットがあると考えてよろしいでしょうか。
専門的な見地からアドバイスをいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
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