Q

日焼け止め

日焼け止めの必要性は十分理解しているつもりですが、なかなか落ちない事と『吸収剤を含む物は発がん性あり』という記事を読んでから帽子や日傘のみで対応してきましたが、やはりマズイのでしょうか?
以前テレビでどんなに日焼け対策をしても『目から紫外線を吸収し全身に影響を及ぼす』と言っていたので、なんだか何処まで対策すれば大丈夫なのだろうとやる気をなくしました。
『子供の時に人生の80%の紫外線を浴びている』という噂もそれ以降も同じようにあびているのはどうなる。。。?
私達の子供の頃は『日焼けするのが良い事』というような風潮で日焼け止めなど全然使わなかったのでもし80%云々の話が本当なら今頃なにしても変わらないのでは?
と、またまた日焼け対策を怠ってしまいます。
色々、言い訳していますが、日焼け止めを塗って落としてをまじめに繰り返すと肌の状態が悪くなります。
『緑茶を塗るのも日焼け止めになる』と、またまたテレビで言っていたのですが不十分でしょうか?

質問者:ピョン さん

月のうさぎ 先生
皮膚科

月のうさぎ 先生

日焼け止めが必要と言うより、「紫外線対策」が必要なのです。

ご質問の中にいくつかの誤解があるようなので、まずその事から説明します。

1:「目から紫外線を吸収して全身に影響を及ぼす」
目から全身に、と言うことはありません。目への紫外線も意識しておかないと、雪目(目のひやけ)や、年をとってから白内障を引き起こします。

2:「子どもの頃に人生の80%の紫外線を浴びる」
半分は事実です。20歳くらいまでに人生の50%以上の紫外線浴びるといわれています。生活様式によって差はありますが、これまでの平均的な日本人の暮らし方からの推測です。今も、学校などではほとんど紫外線対策をしていませんから、昔の子どもも今の子どももあまり状況は変わらないでしょう。

3:「緑茶を塗るのも日焼け止めになる」
この件についてはどういう意味で話されたのか分かりませんが、緑茶が「日焼け止めクリーム」の代わりになることはありません。

4:最後になりましたが、紫外線吸収剤に発がん性がある、と言う話は聞いたことがありません。たまに、吸収剤によって光過敏性が増してかぶれる方があります。

環境省のホームページで「紫外線保健指導マニュアル」が公開されています。専門家でなくても読みやすい内容になっていますから、是非見て下さい。
紫外線保健指導マニュアル で検索すると最初に出ます。

月のうさぎ 先生
皮膚科

月のうさぎ 先生

紫外線対策の最も有効な方法は、日のあたらない場所にいること。1日中建物の中にいることです。

でも、外に出ないで生活するのは無理。
それで、外出時には、極力衣類で体をおおう(長袖・長ズボンなど)、帽子(つばのある帽子)・日傘などが必要になります。目には、UVカット加工のされためがね(UVカット加工が大事です)。日傘やつばの長い帽子は目に対する紫外線対策としてもとても有効です。

「服で体を覆うのは暑い」と言う方、運動をする方には日焼け止めクリームが役立ちます。
SPF、PAと言った指標がありますから、使う場面、時間に応じて選んでください。
詳しいことは、(その1)に書いた「紫外線保健指導マニュアル」に書いてありますからごらんになってください。

紫外線の害は、シミ・そばかすなど美容的なものだけではありません。
特に皮膚癌と、白内障は人生に大きな影響を与えますから、どうぞ、帽子と日傘、お続けください。

ピョンさん

誤解だらけの質問なのに丁寧な回答有難うありがとうございました。
日傘、帽子でも対策になっているみたいであんしんしました。

昔も今も紫外線対策の無頓着さは変わらないのに紫外線は確実に強くなっている(オゾン層の破壊など)ので子供に日焼け止め塗ったほうが良いのかなやみました。
結局学校へ行っているのて゛2,3時間おきに塗る等、無理かなと思い何もしていません

それと目で浴びた紫外線は目だけで害がでるのでしょうか?
テレビでの内容は『紫外線対策を万全にしているのに日焼けする』の疑問の回答で
『実は目で紫外線を浴びていて全身のメラニンが反応して黒くなる。だからサングラス等で目の対策もしてください』(たしか血液で全身へ反応みたいな説明も)また単なる思い込みで勘違いかもしれません(すみません)

紫外線を沢山浴びた部位が皮膚がん等になるとおもっていたのですがテレビでの事が事実なら全身に蓄積して色々悪さをするイメージがあります。
またまた凄い思い込みですが教えて下さい

月のうさぎ 先生

「実は目で紫外線を浴びていて全身のメラニンが反応して黒くなる。だからサングラス等で目の対策もしてください」
この中には2つの問題点があります。

一つは、目に紫外線を浴びて全身のメラニンが反応すると言うことはありません。紫外線は紫外線が到達した部分にのみ影響を与えます。

もう一つは、サングラスでは、紫外線対策になりません。
「UVカット加工しためがね」が必要です。
サングラス自体はまぶしさを防ぐものです。つまり可視光線をブロックします。当然視野が暗くなりますから、瞳孔が開き、目に入る紫外線量は多くなって帰って傷害を起こしやすくなります。
そのため、UVカット加工が必要なのです。

付け加えですが、つばが7cm以上ある帽子をかぶると、目に入る紫外線の60%がカットされるといわれています。

紫外線を過度に怖がる必要はありませんが、無頓着も困ります。完全にできないからしない、ではなく、無理なくできることを少しだけでもやって、いつまでも健康な皮膚でいてください。

月のうさぎ 先生

「学校へ行っているのて゛2,3時間おきに塗るのは無理」と言うことですが、塗りなおしできなくても、朝1回塗っていくだけでもそれなりの効果が期待できます。

色が黒くなる(サンタン)は防げなくても、赤くてひりひりする日焼け(サンバーン)は軽減できるはずです。
塗らないより、1回だけでも塗った方がいいです。
運動会の練習などで長時間戸外にいるようは日には、朝からだけでも塗っていってくださいね。

勿論塗り直しができれば、その方がいいです。

月のうさぎ 先生
皮膚科

月のうさぎ 先生

子どもの頃紫外線を浴びてしまったから、これから先の紫外線対策は無駄?

そんなことは決してありません。

急性、慢性の紫外線の影響(害)は、これからも紫外線対策をすることで、防止、或いは軽減できます。
シミ・そばかすは勿論、紫外線によって誘発されると言われている「皮膚癌」の発生も、今後の紫外線対策如何によってかなり違ってきます。

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