Q

心身症と神経症の違い

息子が3年ほど前にメニエル氏病のような症状がありその状態は一旦治まったのですがその後精神的に不安定な状態が続き総合病院の神経科で看てもらっていたのですが一向に変化が出ず現在は心療関係の治療に通っています。そこでお聞きしたいのですが心身症と神経症の違いを教えていただきたいのですがよろしくお願いいたします。

質問者:一主婦からの質問です さん

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

心身症について説明します。

心身症という用語は、体の病気が基礎にあるためではなく、心理的な要因がもとで身体症状が生じたり悪化する場合に使われます。ただし、この場合の身体症状は架空のものでも詐病でもなく、患者はその症状を実際に経験しています。つまり心身症の発症と経過においては、心理的な要因と身体症状が常に密接に結びついているのです。

心身症は身体表現性障害とは異なり、診断上の明確な分類はなく、さまざまな形で現れます。社会的なストレスや精神的なストレスが原因で、糖尿病、冠動脈疾患、喘息など各種の身体疾患が悪化する場合もあります。

たとえ身体疾患がなくても、ストレスが身体症状を引き起こすことがあります。たとえば精神的な反応だけが原因で、じんま疹が出ることがあります。恐怖に直面すると心拍数や血圧が高くなるのと同様に、感情的ストレスに対する体の自動的な反応として身体症状が現れる場合もあります。また、やっかいな感情問題から気持ちをそらせようとする無意識の働きにより、精神症状が身体症状に転換される場合もあります。

「胸が張り裂けるような思い」をした人が胸に痛みを感じるなど、心の問題を何らかの形で反映した身体症状が現れる場合もあります。また、他者と自分を同一視し、その人に痛みがあれば自分の身体にも症状が現れる場合があります。たとえば、家族や友人が心臓発作を起こしたことで、自分も胸に痛みを感じるといった現象です。過去に経験した病気や障害の症状を再体験する形で、精神症状が身体症状に転換される場合があります。たとえば、骨折したことがある人の場合、何らかの精神症状が骨の痛みに転換され、骨折のときと同じような痛みを再体験することがあります。精神症状がもとで生じた身体症状は、軽度で一過性となる傾向がみられます。精神症状が身体症状に転換されるプロセスは、重大な精神障害がない人にもみられます。つまり、このようなプロセスはだれにでも起こりえます。結果として生じる症状の診断は難しく、体の病気が原因ではないことを確認するため、往々にしてさまざまな検査を受けることになります。

心理的な要因が、病気の経過に間接的な影響を及ぼすこともあります。たとえば、高血圧の人が自分はそんな病気ではないと言い張ったり、病気の重さを否定することがあります。この場合、病気を否定することは不安の軽減に役立つ防御メカニズム(防衛機制)の役割を果たしています。しかし一方で、病気を否定する気持ちがあると治療の指示を守らなくなり、弊害を生じることがあります。たとえば高血圧の患者が処方された薬を服用せず、状態を悪化させてしまうといったケースです。また心身症とは逆に、身体疾患が原因で精神状態が変化する場合があります。たとえば命にかかわる病気、病気の再発、慢性の病気などが原因で、うつ病になるケースがよくあります。さらに、うつ病によって身体疾患の症状がさらに悪化するという悪循環に陥ることもあります。

一主婦からの質問ですさん

早速に拝見できなくて申し訳ございませんでした。複雑な家庭環境、仕事の重責、その事に耐えられない本人?いろいろ混じりあって今回の症状が出たのだと思いますが、内科的な病気だけではないと思うのが遅く本人にしてみると辛かったと思いますが…。以前の元気で明るい子に戻るのか少し気になりますが。 気長に見ながら送っていくのでしょうか?親としてのアドバイス等ございましたら宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

いち内科医 先生

自分の子供だけが、と思ってしまうことでしょう。しかし、世界中のすべての親が、愛するわが子のことで、何かしら悩んでいます。その悩みは、はたからすれば小さかったり、大きかったりすることでしょう。しかし、親にとってはそのひとつひとつが一大事なのだと思います。今は息子さんの治療を応援してあげるのが一番です。息子さん自身が一番不安でいっぱいのところを、親ごさんまでも心配すると、息子さんが親にも申し訳なく思ってしまいます。そうならないように、今の息子さんのあるがままを受け入れてあげてください。言い方は悪いですが、人間誰でもいつかは病気になります。それが息子さんの場合、こころに起こったのだと考えてください。心配でしょうが、暖かく見守ってあげてください。そして、親自身が幸せにすごすことが息子さんにとっては救いにもなるでしょう。

一主婦からの質問ですさん

何度かのご意見、アドバイスほんとうに有難うございました。親としての反省も多いにございますし…、先生のアドバイスを頭に置き、おおらかな気持ちを持ち親子ともども
これから先ゆったりとした生活を送って行きたいと思います。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

神経症とは、心理的な原因によっておこってくる心身の機能障害です。神経症の症状には、心臓神経症、胃腸神経症などのように身体的な不安を主とするもの、対人恐怖症、場面恐怖症など社会的な場面での緊張不安を主とするもの、不潔恐怖症、不完全恐怖症などのように強迫観念を主とするもの
と、さまざまな形がありますが、共通する特徴は強い不安と緊張です。精神病とちがうのは、神経症にかかった人には、症状に対して「これではいけない」との葛藤 があり、なんとかして治したいとの強い意欲があります。

また、症状以外での現実検討能力は保たれていて、「人には知られたくない」 と表面的には普通の生活を送っている場合も多いのです。しかし、一方では強い不安のため、電車に乗れない(心臓神経症、胃腸神経症)、会合や会食に出られない(対人恐怖症、場面恐怖症)、何回も確認したり、外で買い物ができない(不潔恐怖症、不完全恐怖症)など、
日常生活に支障をきたしている部分もあります。

神経症の症状には非常に様々なものがあります。これは、神経症の根本は心理的なとらわれの現象であって、とらわれる対象は、そのときの状況によっていくらでも種類がありうるからです。そうは言っても、人間にはいくつか不安をいだきやすい領域があり、人の心と不安や恐れには、ある共通項があります。

神経症の分類には、不安神経症(発作性神経症、心臓神経症)胃腸神経症、疾病恐怖、不眠神経症、心気症神経症、対人恐怖・場面恐怖症、会合恐怖症、書痙・ふるえ恐怖症、会食恐怖症、不潔恐怖症、不完全恐怖症、縁起恐怖、涜神(とくしん)恐怖、過失恐怖症などがあります。

一主婦からの質問ですさん

先日のご回答ありがとうございます。再度の質問ですが3年前の回転性めまいではなくて、現在もふわふわ感と言うのか今にも回りそうで 回らない感じがあり、それとは別に強烈な吐き気もあります、薬はドグマチールを飲んでます 飲んで2,3時間はめまい感が楽になるように感じますが吐き気には効果がないです。このまま薬を飲んで目まい感だけを抑えて、吐き気は我慢していく方法しかないのでしょうか

いち内科医 先生

胃や腸に吐き気の原因があればその治療が必要ではあります。しかし、そういったものがない場合はいわゆる吐き気止めの薬を飲んでみるといいでしょう。たいていの内科にはあります。また、それも効果がなければ、定期的に気分をリラックスする安定剤を処方してもらうことも考えてみましょう。

一主婦からの質問ですさん

お礼のご返信メールおそくなり申し訳ございませんでした。その日かかりつけの病院へ行きお薬(安定剤)もらったそうです、このような症状は長くかかるものでしょうか?3年前の元気な体になるのは無理なのでしょうか?
息子がこの様な症状になった原因?8年間勤務してた輸送関係の運転手を週1日の公休日以外多少の熱があっても風邪をひいてても休まずに中、長距離間を乗務してたのが原因では無いかと本人は言いますが…、(カウンセリングを受けた際にパニック障害と言うような言葉も聞きましたが)このような状態は原因が一つではないのでしょうか?

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