無治療で進行しない頭部血管肉腫もありますか?
person50代/女性 -
59歳女性です。
2026年3月、孫に絵本の角で頭頂部~右前頭部を強くぶつけました。約3日後から頭皮~額に血豆・紫色のあざが出現しました。
その後、頭皮のかさぶたを約1か月、繰り返し剥がしてしまった時期があります。
4月中旬、傷になっていた頭皮にヘナを塗り、2~3時間ほど覆いました。翌朝、透明・無臭の浸出液がはっきり出ていました。
病理検査
4月16日、額と頭皮の境界付近の血腫様病変を生検し、「血管肉腫」と診断されました。
病理では、 ・不規則に吻合する血管様腔・裂隙状構造 ・紡錘形~類上皮様の内皮細胞 ・赤血球の血管外漏出
などがありました。
免疫染色は、 CD31陽性、D2-40陽性、CD34陰性 でした。
5月12日、別の額の病変を再度生検しました。こちらも血管肉腫と診断されましたが、病変を同定しにくい部分があり、EVGでは不規則な管腔・薄い壁などがみられました。Ki-67陽性細胞も多いと言われました。
その後、国立がん研究センターで病理の再評価を受け、血管肉腫を支持する説明を受け、放射線治療+パクリタキセルなどについて説明されました。
最近、開示された病理結果を確認したところ、p53はwild-type(p53 WT)patternという結果でした。
その後の経過
3月の外傷から約6か月経った現在、病変の臨床経過が気になっています。
特に、放射線治療を検討された額中央の大きな紫色の血腫様病変は、現在は完全に平坦になり、薄い紫~灰色の色が残る程度です。7月には今後広がって盛り上がってくる可能性について説明されていましたが、現在まで明らかな増大・盛り上がりはありません。
頭皮の一部の血豆様病変も、かさぶたになって周囲が縮小してきています。
一方、右の生え際には小さな血豆様・紫色の膨らみがいくつかあり、互いにくっついたように見えることがあります。
8~9月には、掻破、ヘナ後の炎症、マヌカハニー、ウィッグなどによる刺激もあり、頭皮の状態が悪化した時期があります。その後、ステロイド外用や、別の病気で5日間プレドニゾロンを内服した際には、頭皮の炎症・痛み・血豆様病変がかなり落ち着きました。
お伺いしたいこと
CD31陽性・D2-40陽性・CD34陰性という結果は、血管肉腫として典型的でしょうか?
反応性血管増生でも同様の結果になることはありますか?
Ki-67陽性細胞が多いことは、血管肉腫を強く支持する所見でしょうか?炎症・創傷治癒でも高くなることはありますか?
今回のp53 WT patternには、血管肉腫の診断上どのような意味がありますか?
ERG、MYC/c-MYCなどを追加検討することで、血管肉腫と反応性血管増生の鑑別に役立つでしょうか?
明らかな外傷をきっかけに発症し、途中で掻破やヘナによる浸出液を伴う傷・炎症があり、その後6か月で大きな病変が完全に平坦化しているという経過は、血管肉腫でもあり得るのでしょうか?
それとも、外傷・掻破・炎症・創傷治癒に伴う反応性血管増生でも、今回のような病理像・免疫染色になる可能性がありますか?
病理結果だけでなく、3月から現在までの臨床経過を含めて、血管肉腫としてどの程度確実な診断なのか、また反応性血管増生という鑑別をどの程度考えるべきなのか、ご意見を伺いたいです。
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