新生児期に重度の貧血・低血圧による脳損傷が生じた児の神経学的予後について
person乳幼児/男性 -
生後1か月の男児の母です。MRIで虚血性脳損傷を指摘されており、将来の脳性麻痺や知的障害についてご意見を伺いたいです。
【妊娠・出生経過】
一絨毛膜二羊膜双胎で、妊娠25週頃に双胎間輸血症候群(TTTS)を発症し、26週で胎児鏡下レーザー治療を受けました。その後、羊膜剥離や隔膜破綻があり、34週1日に緊急帝王切開で出生しました。双胎の一児は出生時に死亡しており、生存した児(出生体重約2,300g)には、胎盤の吻合血管を介した急激な血流変化による著明な貧血、循環血液量減少、低血圧が生じたと説明されています。
出生後は重症新生児仮死と診断され、輸血、昇圧薬、人工呼吸器管理を受けました。低体温療法は実施されていません。
【脳MRI・脳波所見】
出生後に実施された頭部エコーでは、明らかな虚血性変化は確認されず、PVLも認められないとの説明を受けました。
一方、生後約1週間の脳MRIでは、大脳に虚血性の損傷が認められ、医師からはHIEに似た所見と説明されました。
画像では、大脳のところどころに白く映る箇所と、小さな出血がありました。
生後約1か月の再MRIでは、拡散の異常は改善しているものの、信号異常は残っており、前回と比較して明らかな良化・悪化はないとの説明でした。
新生児期には、外見上は分からない脳波上の発作があり、抗けいれん薬を使用しましたが、その後の脳波検査で発作消失を確認し、現在は薬を中止しています。
【現在の状態】
* 生後約1週間で人工呼吸器を離脱
* 生後16日頃にNICUからGCUへ移動。生後1ヶ月が過ぎ、近く退院予定
* 経口哺乳が可能で、点滴も終了
* 自発的に両手足を動かし、左右差は見られない
* 泣く、音に反応するなどの反応がある
* 現時点で明らかな筋緊張異常や反り返りは指摘されていない
* 医師からは、現在明らかな神経学的機能障害は認められず、将来的に呼吸や食事のための継続的な医療的ケアが必要になる可能性は低いと説明されている
一方、将来的には脳性麻痺、てんかん、発達全般への影響が生じる可能性があるとの説明を受けています。
【質問】
1運動・知的発達の予後について
このようにMRIで虚血性脳損傷が認められていても、将来、脳性麻痺を発症せず、独歩・通常の会話を獲得し、知能も正常範囲に発達する可能性は十分にあるのでしょうか。
また、現時点の情報から、重度の運動障害や知的障害を強く懸念する状況なのか、先生方のご経験も踏まえてお聞きしたいです。
2現在の回復経過の評価について
出生直後は重篤な状態でしたが、比較的早期に呼吸・循環が安定し、経口哺乳が可能となり、現時点では明らかな運動異常も認められていません。
こうした回復経過は、将来の運動・知的発達にとって、どの程度良い予後因子と考えられるのでしょうか。
3画像所見について
頭部エコーでは明らかな異常が指摘されなかった一方、MRIでは虚血性脳損傷が確認されています。
このような所見の違いは一般的なのでしょうか。また、頭部エコーで異常が見られなかったことや、PVLと診断されていないことは、予後を考えるうえで何らかの良い材料になりますでしょうか。
よろしくお願い致します。
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