Q

手術延期

風邪による発熱で予定していた筋腫核出の手術ができませんでした。
次の予定は2ヵ月後。。
サイズもかなり大きく(12センチ)担当医曰く速度も早い。。。なのにまたこんなに待たされるなんて病院の対応としてはどうなのでしょう?

質問者:なな さん

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

筋腫核出術を予定することは、悪性の可能性がかなり強く否定できるということです。つまり、手術に緊急性は無いと判断されます。以前からのご相談のあったかたと記憶しております。

腹腔鏡での手術予定と記憶しております。挿管による全身麻酔でおこなわれるはずですので、一般的には風邪をひかれた後には一ヶ月は手術をのばします。よくなったと思ってすぐに手術すると、術後の肺炎のリスク、そこまでならなくても、咳や多量の喀痰で苦しむからです。

また、子宮に切開を加えるという手術の性格から月経中・あるいは直前の手術は、出血や感染のリスクがたかくなります。最悪の場合には子宮摘出の危険性が生じます。たしか、リュープリンなどによる月経の停止はなさっておられなかったと思いますので、自然周期の月経がくることになります。その期間は手術できません。

風邪からの回復の一ヶ月、月経の調節がされてないことを考えると、2ヶ月の延期ですんだのは、主治医の方が、かなり苦労されて日程を調整されたことも予想されます。待機まちのかたがたくさんおられるために、長く待たされるというのではなく、ご相談者の方がベストの状態で手術を受けられるように苦渋の選択と思われます。

同業者の身びいきといわれそうで、カキコミを控えておりましたが、「待機患者のため」などという「病院の都合」の観点ばかりのカキコミのため、誤解されるといけないと思って書きました。

他科の医師は理解されていないことが多いのですが、月経のある女性に対して、子宮を温存(残す)する手術をするのに適した期間は、月のうちの半分くらいの期間になります。月経の調節をしていない方の延期としては、また、手術器具が特殊であることなどを考慮すると、主治医の先生は精一杯がんばって予定を組まれたと察しております。その努力をおもうと、患者さまに不満をもたれてしまったことを、お気の毒に思ってしまいます。この点からもお考えになってください。手術が無事おえることを祈っております。

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

子宮筋腫それも直径12cmの筋腫核出術をLH(腹腔鏡の手術)で出来る医師のかずは限られています。LAH(腹腔鏡補助手術)であっても、筋腫の大きさから、そう多くはありません。

LHやLAHの有利さはあるものの、やはり、一般的な施設や医師に出来る手術ではなく、名人・達人がいるある意味、特別な治療になります。

風邪による、手術延期は、良性疾患であれば、術後の合併症を考慮すると最低でも一ヶ月になります。筋腫核出術は、手術がゴールではなく、その時点からが、妊娠へ向けての治療の始まりです。待つ間に進行する癌の手術などと大きく違うところです。

月経周期を考慮する必要のない手術、悪性疾患のかたと違って、ご本人にとってベストの月経周期での手術を予定すること考えると、むしろ、長い待機ではありません。手術の内容や特殊性を考慮しないと長く感じられるかも知れませんが、決して異常に長い待ち時間ではありません。あせって、不適切な時期に手術すると後悔することになります。

手術が決まって決心してから、お待ちになるのはつらいでしょうが、今出来ることは、体調を整えられて手術に備えてください。

ななさん

元はと言えば自分の体調管理不足が原因。。でもとても悔やまれ当たり所のない気持ちをこちらで愚痴らせて頂きました。それなのに沢山のご意見をいただけたこと 感謝致しております。特別言われてはいませんが確かに月経周期とは外れています。お願いしていないのに自己血の有効な時期にすべり込めないか調べて下さったり 今までどんな小さな不安や迷いにも時間を割いてお付き合いくださったりと 主治医の方は十分な対応をしてくださいました。それなのに愚痴なんてバチ当たりですね。。次回は必ず行えるよう用心したいと思います。最後にhero2005先生 私のことをご記憶下さりありがとうございます。感激。とても心強く思えました。

和歌山の医師 一般内科 先生
腫瘍科

和歌山の医師 一般内科 先生

いろいろな意見がありますが,2ヶ月待ちはかなり長いと思います.手術予定をいれるときは,ある程度の待機もいたしかたないと思いますが,発熱での延期ですから何とかならないものでしょうか.

本来ならもっと手術数(一日あたり)を増やす,患者様の手術待ち時間を少なくするなどの対処がしやすいと思うのですが,特に国・公立の病院では,(手術終了時間が何時までと)決められている病院も多いので,融通がききにくいようです.その結果,数ヶ月先まで手術予定がいっぱいで手術が入らないといった状況があるようです.手術には,執刀医以外に,麻酔医,看護士,検査技師,レントゲン技師と多くの医療従事者の協力が必要なので,就業規則などいろいろな障害があり,執刀医の一存で手術を入れられないのが問題です.ななさんの場合は,いったん手術を受ける覚悟をして手術日を迎え,延期,それも,2ヶ月とあれば,心痛ははかり知れません.お察しします.

waterfall 先生
整形外科

waterfall 先生

よっぽど手術の予約が多いのではないでしょうか?
その医療機関で手術する以上は、キャンセル待ちをしない限り早期の手術は無理では?
私の場合は何とか無理して手術枠を取っていました(外傷は待てませんので)が、それが出来る体制かどうかはその病院によって異なりますのでなんともいえません。
筋腫(子宮筋腫?)が2ヶ月でかなり増大するとは考えにくいので、人ごみなどへのお出かけを控えたりして、体調万全にして手術を待機されてはいかがですか?担当医も2ヶ月待機しても大丈夫と判断されたから、そうしたんだと思いますが。

ななさん

わかってはいるのですが どうも諦めがつかなくて。。。
ありがとうございました。

hesuku internal medicine 先生
腎臓内科

hesuku internal medicine 先生

通院されている病院はかなり手術待ちが多いのではないでしょうか。緊急手術も積極的にしている病院ならなおさらだと思います。それと大きくなる速度が速い原因を主治医はなんと説明していましたか?筋腫は悪性化はしない腫瘍ですが、念のため聞いておいたほうが安心して手術を待てますから...。

ななさん

が早い原因が何かなんて思いつかなかい疑問でした。ぜひ次の診察で聞いてみます。
一般的にどんなことが原因として考えられるのですか?

hesuku internal medicine 先生

私が経験したのは筋腫も子宮も大きくなってしまった症例でした。筋腫からの出血が筋腫内と子宮内に貯まり、筋腫内出血+子宮留血腫となったのでした。婦人科の先生も手術してやっと確認できたようで、「こんなことあるんだ!」と言っていました。

hero2005 先生

筋腫核の中には血管がありません。ですから、筋腫核の中で出血することはありません。あるとすれば、筋腫核の周囲の血管です。急速な発育をする筋腫では、その栄養補給がうまくゆかず、内部が変性することがあります。お粥みたいになる粥状変性、液体のたまる液状変性がみられます。これらは、超音波検査で簡単に診断可能です。

また、子宮内に貯留される血液は、肥厚した子宮内膜との鑑別は容易に出来ます。「筋腫からの出血が筋腫内と子宮内に貯まり」ということは、通常は考えられません。筋層内筋腫は子宮内腔とは交通がなく、もし、筋層がさけて出血が子宮内腔にたまるようなことがあれば、激痛がおこり緊急手術になります。筋腫核の周囲の血管からの出血も容易に超音波検査で診断可能です。

あるいは、子宮内腔に発育した粘膜下筋腫に接した内膜の血管の破綻による出血の可能性があります。また、合併した子宮内膜症の血管の破綻の可能性も考えられます。さらに、このような場合の急速というのは、数時間から数日の変化です。月単位の変化ではありません。いずれにせよ、術前に子宮内留血腫の可能性を考えて検査されていたら、簡単に診断できたことです。

筋腫の発育が早いといっても、数年でほとんど変化のないものなどとの比較にすぎません。発育と変性、二次的な変化ということは異なります。筋腫核出術を予定されているので、その筋腫の性質には充分な注意がなされているはずです。特殊な例外的なことですので過剰なご心配はなさらないほうがよいでしょう。

ななさん

筋腫の性質については特に話はなかったのですが異常なしと捉えていいのでしょうか。もし粥状液状変性が見られる場合何か特別な治療が必要になるのですか?
もう一点。2ヵ月後の手術に差し支えなければホルモン注射は避けたいと考えています。しかしお腹の張り腰痛などだんだん増してきているので何か手立てはないかと。。効果的な薬などありますか?
お願いいたします。

hero2005 先生

粥状変性や液状変性があれば、MRIではほぼ確実に診断できます。また、LAHで核出するときに吸引できますので、筋腫の排出の時間短縮ができ、むしろ有利です。そこまで行かなくても、ガチガチに硬い筋腫より、少し柔らかい筋腫のほうが処理は簡単です。

もちろん、このような変性がおこっても、筋腫が短期間に大きくなるわけではなくて、成長速度が速かった場合の二次的な変化であり、結果にすぎません。心配はいりません。

ホルモン注射について、GnRHアナログ(リュープリン)などの場合には、その効果が現れるのは、平均して約8週くらいからです。もし、使用されるのなら、せっかくのことなら半年使用してからのほうが、筋腫の縮小効果が期待できるし、血流の減少効果も合わせて、手術中の出血の減少効果が期待できます。術者によっては、筋腫核と正常組織(子宮筋層)の間にある境目の疎な組織が萎縮するので、境目がわかりにくくなるから使いたくないという意見の方もおられます。(私は、メリットのほうを重視して、使用するほうが多いので意見は異なりますが)

同じことをしても、視点をどちらにおくかによって結論に微妙な違いが生じます。手術のやりかたやポイント置き方にもよります。

2ヶ月の手術を前にしてのGnRHアナログの使用の是非については、一定した考えは得られにくいでしょう。筋腫のこと、症状、筋腫の発育の速さなど、実際に診察されている担当医のかた以上の正確な方針をお示しできることはできません。

現在の症状に対する有効な薬はないと思われます。

ななさん

ありがとうございます。
またお伺いさせていただくことがあるかもしれません。
その時はまたどうぞよろしくお願いいたします

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